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ボールパイソンの飼い方【生き物博士が教える】

変なペットマイスター(熱帯魚歴25年、爬虫類歴20年、その他昆虫等も飼育)

gekco

犬猫アレルギーだけど生き物が好き、という悲しい性からか、フワフワでもモフモフでもない生き物に惹かれ続ける35歳。 初めて飼った生き物はカブト…

「ヘビを飼う」と聞くとびっくりする方もいるかもしれませんが、実はヘビをペットとして飼うことがかなり一般的になってきています。
その中でも、特に高い人気を誇るのがボールパイソンです。
手ごろな大きさ、美しく種類の豊富な品種、おとなしい性格と、多くの魅力をもったヘビとして、日本だけでなく世界中で愛されています。
筆者が理科教室での触れ合いように連れて行くヘビもボールパイソンです。
ヘビ飼育の入門種にまでなり始めているボールパイソンについて、生き物博士ならではの視点で解説します。

目次

  1. 大きさは?寿命は?ボールパイソンとは
  2. 「逃がさない」「馴れない」―ヘビを飼うのに知っておいてほしいこと
  3. 飼うために必要なもの
  4. ケージのセッティング
  5. ボールパイソンを買いに行こう
  6. 餌をやろう
  7. 日常のお世話
  8. 触ってみよう
  9. これって病気?Q&A

大きさは?寿命は?ボールパイソンとは

ボールパイソンってどんなヘビ?


アフリカの広範囲に生息するニシキヘビの一種です。驚くとボールのように丸くなることから「ボール」という名前がつきましたが、最近売られているボールパイソンは警戒心が薄いのか、そこまで丸くならないようです。私が飼っている個体も、力ずくで丸めないと丸くなりません。肉食性で、主にネズミなど哺乳類を食べています。

ボールパイソンの大きさは?

筆者の手に乗せた状態。これでほぼ大人の大きさです。

ニシキヘビというと巨大な大蛇のイメージがありますが、ボールパイソンは全長1.2メートル程度と、比較的小型のニシキヘビです。小型とはいっても太短い体型で、500mlのペットボトルくらいになることもあります。

ボールパイソンの性格は?

おとなしい、というよりも臆病です。特に神経質な個体では、人に触られたストレスで1か月以上、餌を食べなくなることもあります。
通常、ペットとして飼育するボールパイソンはここまで神経質ではなく、安心して扱うことができます。

ボールパイソンの寿命は?

飼育下では15年~20年程度とされていますが、稀に30年以上も生きることがあります。同じく1.2メートル程度になるコーンスネークやアオダイショウの寿命が10年前後であることを考えると、長生きするヘビであるといえます。

ボールパイソンって飼いやすい?

飼育には多少のコツがいるものの、基本的には丈夫で飼いやすいヘビです。特に近年、飼育方法と繁殖方法が確立され、日本だけでなく世界中のブリーダーが繁殖させるほどになりました。色や模様の異なる改良品種(モルフ)も豊富です。

<ボールパイソン>
和名
ボールニシキヘビ
分類
有隣目ニシキヘビ科ニシキヘビ属
全長
1.2~1.5メートル(稀に2メートル)
寿命
15年~20年(稀に30年以上)

「逃がさない」「馴れない」―ヘビを飼うのに知っておいてほしいこと

逃がさない

フタを閉め忘れれば、当然出て行ってしまいます。動きがのんびりしていてつい油断しがちですが、このまま出て行ったら見つからないかもしれません。

ボールパイソンをはじめヘビの飼育を考えている方へ、必ず意識していただきたいことがあります。それは、「決して逃がさない」ということです。
ペットとして一般的になりつつあるとはいえ、ヘビが嫌いな人や怖い人はたくさんいます。まして、ヘビは脱走の上手な生き物です。家の外へ逃げてしまって屋外で発見されれば、警察を呼ばれるほどの大騒ぎになってしまいます。日頃からきちんと管理し、逃がさないようにしましょう。
何らかの理由でヘビを手放すときも、外に放してはいけません。購入したショップに相談する、里親掲示板を利用するなど、次の飼い主を探すところまでは、責任をもってやり遂げましょう。

馴れない

「名前を呼んだら出てきました」風の写真を撮ってみましたが、フタが開いたので様子を見に来ただけです。
「うちのヘビがいつまで経っても自分の名前を覚えない」と相談を受けることがありますが、自分の名前を覚えるヘビなどいません。

多くの爬虫類に共通していますが、特にヘビは馴れません。耳がないので空中の音はほとんど聞こえず、自分の名前を呼ばれても認識できません。目が悪いので色や形もわからず、ハンドサインやカードで躾をしようとしても無理な話です。飼い主を覚える、指示を聞く、といったことをヘビに期待するのは間違いです。ヘビという生き物を正しく認識して、飼育に臨むようにしましょう。

飼うために必要なもの

ジェックス エキゾテラ グラステラリウム 6030
ガラス製の爬虫類飼育専用ケージです。
やや重いものの、前開き式でメンテナンスがしやすく、見た目にも美しい製品です。
通気用のスリットがあるので、通気性も保たれています。
さらに、扉には別売りのワイヤーロックをかけることもできます。

ケージ

脱走されず、一辺が全長の半分程度の大きさであれば何でも使うことができますが、美しいヘビですので、ぜひ透明度の高いケージで飼育しましょう。爬虫類用のガラスケージはもちろん、フタさえ用意できれば熱帯魚用の水槽も使えます。十分な大きさがあるならプラケースでも大丈夫です。
できれば、個体の大きさに合わせてケージの大きさもステップアップさせましょう。

ヒーター

ビバリア マルチパネルヒーター 16W
ケージの下に敷いて使うタイプのパネルヒーターです。
ダイヤルで表面温度を変えることができるので、初めて使う人でも温度を微調整することができます。
大きさの違うタイプが何種類か売られているので、適した大きさのヒーターを使いましょう。

みどり商会 暖突 M
輻射式と呼ばれる、熱が下方向に向かって拡散するヒーターです。ケージ上面の金網などに固定して使います。
本体がそれほど高温にならないので、生き物が火傷する恐れがなく、安心して使えるヒーターです。

腹部を冷やすと消化不良を起こしてしまいますので、パネルヒーターでケージ底面から温めましょう。ヒーターは全面に敷くのではなく、1/3~半分程度の大きさにします。基本的にはこれだけで保温は十分ですが、あまりに寒い部屋の場合、空気を温めるヒーターを別に用意しましょう。

水入れ

ジェックス ウォーターディッシュ XL
爬虫類用に作られた水入れで、安定性もあり、見た目も自然な感じに仕上げられています。

これは、飲み水と水浴び場の両方を兼ね備えています。飼っている個体がとぐろを巻いて十分収まるような大きさの容器を使いましょう。見た目を気にしないなら、タッパーウェアが便利です。専用の水容器もあります。広すぎると落ち着かないので、個体の大きさに合わせて変えてやりましょう。

ピンセット

スドー ステルスピンセット ロング
私も愛用しているピンセットです。
ケージ内の清掃にも、餌やりにも使えます。先端が丸いので、生き物が口を痛める心配もありません。

20~30センチくらいのものを用意しましょう。餌をやるときなどに重宝します。ヘビ飼育では必須アイテムです。

温度計

A_Life 赤外線放射温度計
対象にセンサーを向け、スイッチを押せば瞬時に対象の表面温度を測ってくれる便利な器具です。
対象から離れれば離れるほど、周囲の温度を検知して不正確な温度を表示してしまうので、できるだけ近づけて使用するのがポイントです。

できれば、固定式「サーモガン」タイプの2つを用意しましょう。ケージを置いている部屋やケージ内の温度を固定式の温度計で、ヒーター上など床の温度をサーモガンで測ることができます。

ケージのセッティング

セッティングの仕方
・ペットシーツやキッチンペーパーを敷く
・片側に寄せてヒーターを設置する
・ヒーターの反対側に水入れを置く

ちょっと汚いですが、我が家のボールパイソンケージです。
熱帯魚の水槽にペットシーツを敷き、金網のフタを使っています。水入れは大きなタッパーウェアを使用、流木も置いています。照明をつけていますが、これは筆者の個人的な趣味で、飼うだけなら照明はいりません。

金網のフタを押しのけられないよう、レンガを重しにしています。爬虫類専用ケージなら扉に簡易ロックがついているので、このような工夫はしなくて済みます。ちなみに、布がかけられているのは、隣にいるカメレオンへの目隠しです。

片側に寄せてヒーターを設置する

ケージの置き場所を決めたら、ケージの右側か左側(前後でもいいですが)のどちらか片方に寄せるようにパネルヒーターを設置します。設置の仕方はヒーターによって違いますので、説明書をよく読みましょう。ヒーターを設置してしばらくしたら、サーモガンで床面の表面温度を測りましょう。暖かい場所で35℃あれば大丈夫です。
なお、ボールパイソンは空気があまりに冷たいと肺炎になることがあります。部屋の室温が20℃を下回るようなら、保温ランプ輻射式ヒーターで空気を温めましょう。ただし、エアコンで部屋ごと保温するのが確実です。

ヒーターを置いたところ。ここではスチールラックを使っているため、ヒーターを少し大きめにしています。

ペットシーツやキッチンペーパーを敷く

ケージ内にはペットシーツキッチンペーパーを敷きます。新聞紙でもいいのですが、尿の量が多く、大型個体の場合は新聞紙では吸いきれません。そう頻繁に交換することもないので、ペットシーツが便利です。
砂やチップ、土などはやめておきましょう。ボールパイソンの顔には「ピット器官」という熱探知器官があり、小さな穴のようになっています。ここに、細かな砂やチップが刺さってしまうことがあるのです。

ペットシーツを敷いたところ。ケージ底面にぴったりのペットシーツはないので、折って使います。切ってしまうと、中身の吸水ポリマーが出てきてしまうので、折って大きさを調整するようにします。

ヒーターの反対側に水入れを置く

ヒーターと反対側に水入れがくるようにしましょう。ボールパイソンの飼育では水入れが大きいので、水入れの下にヒーターがあるとヘビが温まれなくなってしまいます。

水入れを置いたところ。先ほど置いたヒーターの反対側にくるように置いています。

基本的にはこれでセッティング完了です。殺風景なので、大きめの流木などを入れてもいいでしょう。

大きめの流木を置いたところ。ここまでの写真で、ケージや水入れ、流木が小汚いのは、現在使用しているものを置きなおして写真を撮ったからです。

ボールパイソンを買いに行こう

ケージが用意できたら、ボールパイソンを買いに行きましょう。さすがにホームセンターや一般的なペットショップで取り扱っていることは少ないので、爬虫類専門店を利用するのが確実です。このとき、特に初めて飼う人には注意してほしいことがあります。

FH(ファームハッチ)はやめておこう

FHとは、原産地で卵を持ったメスを捕まえ、その場で産卵させ、ふ化した個体です。価格が安いのが魅力ですが、野性味が強く、割と神経質な個体が多くいます。初めて飼うなら、CB(コンプリーテッドブリード)と呼ばれる、人の手で殖やされた個体を選びましょう。国産CBならさらに安心です。

餌を食べているか確認しよう

後述しますが、もし餌を食べていないボールパイソンを入手した場合、食べるようになるまで苦労するかもしれません。お店でちゃんと食べているか、何を食べているか、どうやって食べているか、確認しましょう。

お気に入りの個体を見つけよう

ボールパイソンはかなりペット化の進んだヘビで、数多くの改良品種(モルフ)が登場しています。作出されたばかりのモルフや珍しいモルフは非常に高価です。また、いわゆるノーマルでも、模様には個体差があります。飼いやすさはほとんど変わらないので、自分の納得のいく個体を探してみましょう。

黒っぽい部分の濃淡が気に入って、筆者はこの個体を購入しました。派手なモルフもいいですが、ボールパイソンというヘビそのものの魅力は、このノーマルに詰まっていると思います。

餌をやろう

ボールパイソンを家に連れ帰ったら、数日間は何もせず様子を見ましょう。これは、新しい環境に慣れさせるためです。数日~一週間ほどたったら、いよいよ餌やりです。餌は冷凍して売られているマウス、またはラットを与えます。初めてヘビを飼う人にとっては最大の壁かもしれませんが、ヘビを飼うなら必ず乗り越えなければいけない壁です。むしろ、栄養バランスなど考えなくていいので、サプリメントを考えなければならないトカゲ類に比べるとかなり楽に飼うことができます。ちなみに、衛生面が気になる、とお声がけいただくこともありますが、最近の冷凍マウスは「SPF」という、最高の無菌基準をクリアしたものもあり、非常に衛生的です。

餌の大きさと与え方

餌の大きさ

冷凍マウスや冷凍ラットは大きさ別に分けて売られています。

呼び方大きさ特徴
ピンク2.5~4センチ生まれた直後のハツカネズミで、毛が生えておらず、目は開いていない。
ファジー約5センチ毛が生えそろう直前のハツカネズミで、目は開いていない。
ホッパー約6センチ毛が生えそろい、目が開き始めたハツカネズミ。
アダルト約7~12センチ大人のハツカネズミ。S~LLまでサイズ展開されている。
リタイア約13~14センチ繁殖適齢期を過ぎた最大サイズのハツカネズミ。
ラットドブネズミ。ハツカネズミと同様のサイズ展開がなされている。

ボールパイソン飼育のポイントの一つは、この餌やりです。かなり大きな餌でも飲み込める反面、一匹食べたら満足してしまい数多く与えられない、という特性があります。そのため、できるだけ大きめの餌を与える必要があります。具体的には、生まれた直後のボールパイソンであっても、ピンクやファジーは使いません。少なくともホッパー、場合によっては最初から小さめのアダルトを与えます。胴体の一番太いところと同じ太さの餌を飲み込める、と考えましょう。

図中の、赤い矢印で示した幅と同じ幅のマウスなら、飲み込むことができます。

マウスは解凍してから

ときどき、冷凍マウスを凍ったまま食べさせようとする人がいますが、解凍して与えなくてはいけません。バケツや洗面器に40℃くらいのお湯を張り、冷凍マウスを袋に入れて浮かべ、湯煎で解凍します。マウスを直接お湯に入れると臭いが落ちてしまい、反応が悪くなります。電子レンジでもいいですが、破裂することがあるのであまりおススメしません。
マウスのおなかをクニクニと触り、内側まで人肌程度に温まったら解凍完了です。

与え方

どのように与えていたか、その個体を買ったお店に確認しておきましょう。ケージ内に置かないと食べない個体、ピンセットで鼻先まで持っていかないと食べない個体など、その個体のクセに合わせた与え方が必要です。例えば、我が家の個体はマウスめがけて飛びついてくるのですが、温度の高いほうに反応するため、マウスを手よりも高い温度にしておかないと手を噛まれてしまいます。

与える頻度

生後1年のベビーであれば、週に2回ほど与えます。フンをしたら次の餌、と考えましょう。1年目を過ぎたら、週に1回、10日に1回と徐々に減らしていき、アダルトサイズになれば月に一度で大丈夫です。
ただし、食べる餌の大きさや育ち具合にも左右されますので、あくまで個体の様子を見て決めましょう。

自力で食べない個体(アシストフィード)

FHなどで、自力で餌を食べない個体がいます。食べる元気がない個体ということもあり得ますが、たいていは「食べ方を知らない」個体です。こういう場合、アシストフィードという方法で食べさせることができます。
まず、その個体の頭の付け根を持ちます。当然、嫌がりますが、しっかり力を入れて持ちます。力を入れすぎると首が締まってしまいますので、逃げられない程度に。胴体は腕に乗せるか、ひざや床に置くといいでしょう。
次に、人肌程度に温めたホッパーマウスを空いている手で持ち、マウスの鼻先をボールパイソンの鼻先に押し付けて軽くグリグリします。
ある程度の力がかかると、突然パカッっと口が開くので、ホッパーを口の奥まで差し込みます。
すぐに手を放し、胴体の後ろの方を持って、頭が下になるようにボールパイソンを持ちます。こうすることで、「くわえたものを落とさない」という本能が働くのか、自分でしっかりくわえて飲み始めます。
飲み込み始めたら、そうっとケージ内に置きます。そのまま刺激しないように観察しましょう。ケージのフタや扉を閉めるのも、餌を飲み込み終わってからにします。

アシストフィードが必要な個体かどうかは、売っていたお店に聞きましょう。また、大きくなった個体だと、頭の付け根を持った際に抵抗して自重で首の骨が折れることがあるので、通常は行いません。

日常のお世話

ほとんどすることはありません。水入れの水はできれば毎日、少なくとも数日おきに替えてやりましょう。ペットシーツやキッチンペーパーは排せつ物があったら取り替えます。

<日常のお世話>
・水入れの水を取り替える
・ペットシーツを取り替える

触ってみよう

ボールパイソンはおとなしいヘビで、動きもゆったりしているため、かなり持ちやすいヘビです。ちゃんと餌を食べるようになったら、触ってみましょう。ただし、餌やりの直前直後は避けます。直前に触ればストレスで食べなくなることもあるし、餌と間違われて咬まれることもあります。直後だと吐き戻してしまうかもしれません。基本的に、まず咬むことはないヘビですが、顔の前に急に手を出すと、条件反射的に咬まれることがあります。
ケージを開けたら、ボールパイソンの胴体をつかみ、そのまま持ち上げます。取り出したら、両手で支えてあげましょう。とにかく動きが遅いので、目を離さなければ逃げられる心配はありません。

こんなふうに指に絡ませるようにして持つと、じっとしていてくれます。

こんなふうに、急に首をS字に曲げたときは要注意。攻撃姿勢かもしれません。しばらく放置すれば機嫌を直してくれます。

これって病気?Q&A

脱皮不全

ヘビは定期的に脱皮します。通常、全身が一枚でつながったきれいな抜け殻になりますが、ボールパイソンはその体型のせいか脱皮がへたくそで、きれいに脱げない個体が少なくありません。脱皮不全の最大の原因は湿度不足なので、部屋が過度に乾燥していないか、ちゃんと水入れに入れているか、確認しましょう。
脱皮不全で体に残ってしまった抜け殻は、しばらくぬるま湯にヘビを漬けてふやかせば、手で剥くことができます。頭の方から尻尾の方に向かってしごくように剥きましょう。

ふやかしているところ。写真を撮るためにフタをはずしましたが、いつもは密閉します。フタと水面の間に空間があれば、30分くらいなら密閉しても大丈夫です。

頭に残った抜け殻が剥がれています。これを指でしごくと剥がれてきます。

餌を食べない

こちらは、飼育していて「餌を食べなくなってしまった」個体の場合です。
いくつか原因が考えられるので、まずはその原因を探しましょう。ふだんからちゃんと食べていた個体なら、数か月は絶食させても問題ないので、じっくり向き合いましょう。

飼育環境を見直す

・ケージの置き場所を変えなかったか
・ケージをサイズアップして新しいものに変えなかったか
・水入れやシェルターなどを新しいものに変えなかったか
など

飼育環境の変化にストレスを受け、餌を食べなくなるケースはよくあります。特に、ケージを足元に置いた場合など、人間が歩く振動でストレスを受けることもあります。食べていた時と比べて、飼育環境が変わっていないか、確認しましょう。できるだけ、元の環境に近づけてやることが大切です。

餌を変えた

・マウスのサイズを変えなかったか
・マウスの販売店を変えなかったか
・マウスからラットへ変えなかったか
など

臭いに敏感な生き物なので、餌の臭いが変わると食べなくなってしまうことがあります。今までと違う販売店でマウスを購入すると、マウスの臭いが変わり、しばらく食べなくなってしまうことがあります。これは、古いマウスと一緒に解凍して臭いを移すことで解決できることがあります。また、マウスのサイズを大きくしたり、マウスからラットへ切り替えるときに、怖がって食べなくなることもあります。この場合、食べなければそのまま食べさせずに次の餌のタイミングで同じことを繰り返せば、そのうち食べてくれる場合がほとんどです。ただし、我が家の個体は結局ラットには餌付かなかったので、今もマウスを与えています。

季節拒食

最近はあまり聞かれなくなりましたが、本来、ボールパイソンは3か月~半年ほど、餌を食べない時期のあるヘビです。これは、原産地のアフリカで乾季の間は餌となる小動物が減るため、乾季の間は餌をとらない、という習性があることに由来します。この場合、餌を食べないものの体重が落ちたり痩せてきたりすることはありません。食べるようになるまで待ちましょう。

とにかく扱いやすく、トラブルさえなければ非常に飼いやすいヘビです。ヘビそのものが、

  • 省スペースで飼える
  • 大掛かりな器具が不要
  • 飼育の手間がほとんどかからない
  • 鳴かない
    など、特に住宅地や集合住宅での飼育に向くメリットをいくつも備えた生き物ですが、ボールパイソンはその中でもおススメの入門種のひとつといえるでしょう。

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変なペットマイスター(熱帯魚歴25年、爬虫類歴20年、その他昆虫等も飼育)

gekco

犬猫アレルギーだけど生き物が好き、という悲しい性からか、フワフワでもモフモフでもない生き物に惹かれ続ける35歳。
初めて飼った生き物はカブトムシ、その後にお年玉を全額投入して熱帯魚にハマり、中学生で爬虫・両生類と、順調に進化してきた
ものの、そのまま現在に至る。結婚して一児の父となったものの、相変わらず生き物に小遣いを投入し続け、自宅に「飼育部屋」が
できるほど。カメやヘビ、トカゲ、果てはキジバトなど多数飼育中。
子供向けの自由研究講座の講師なども引き受け、分かりやすさとアイデアの豊富さで好評を博している。

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