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GIMPの使い方 無料のアプリを使って写真を加工しよう!

経歴10年以上のライター

羽石 相

フリーランスのライターをしています。 出版社にてパソコン関連解説書の制作に携わった後、独立。ワードやエクセルといったオフィスソフト、パソコ…

こんにちは。普段はライターとしてパソコンやスマホ関連の書籍を執筆しています。
今回は、画像編集アプリGIMP(ギンプ)の最新バージョン2.10.8をダウンロードして、写真の切り抜きや明るさの変更といった基本的な使い方について解説していきたいと思います。
スマホで撮影した写真を、ブログやSNSで公開しているユーザーは多いのではないでしょうか。
GIMPは、海外製ですが日本語で使うことができます。しかも無料です。パソコンでの作業が必要ですが、知人や友人たちとちょっと違う加工をしてみたいと思ったら、使ってみる価値はあります。

目次

  1. GIMPって何?
  2. GIMPをダウンロードしてインストールする
  3. GIMPで写真を切り抜く

GIMPって何?


GIMPは、無料で利用できる画像編集アプリです。無料ですが、写真の切り抜きや明るさの調整、人物の赤目補正、フィルターの設定、文字の入力など、基本的な加工ができるほか、レイヤー機能や自動処理機能といったプロも使うような高度な機能も備えています。
かといってなんでもできるわけではありません。ブログやインスタなど、Web用途で使うには十分な機能を備えていますが、雑誌や書籍、ポスターといった印刷物で使うインクの色に対応していないため、商業印刷物の作成は不得意です。
ここでは、2018年11月現在、最新バージョンであるGIMP 2.10.8を公式サイトからダウンロードして、写真の切り抜きや明るさ、コントラストの調整といった画像の編集方法について解説します。また、ブログやインスタで使うことができるPNGやJPEGの画像として保存する方法についても解説します。
なお、GIMPは有志によって開発が続けられています。バージョン2.10.8は安定バージョンとして公開されていますが、メニューの表記などが一部英語のままです。ときどき公式サイトを訪れて、最新バージョンを確認するとよいでしょう。

GIMPをダウンロードしてインストールする

GIMPのWindows版をダウンロードしてインストールする

では、GIMPをインストールしてみましょう。ここではGIMP Wndows版のインストール方法について解説します。Mac版については後述します。

GIMPの公式サイトを表示する

GIMPをインストールするために、インストール用のプログラム(インストーラーといいます)をGIMPの公式サイトからダウンロードします。Webブラウザを起動し、GIMPの公式サイトを表示してください。

GIMPの公式サイト
https://www.gimp.org/



公式サイトを表示したら、画面上部の『DOWNLOAD2.10.8』をクリックします。

GIMPのインストーラーのダウンロード方法を選択する


『DOWNLOAD2.10.8』をクリックすると、上の画面が表示されます。使用しているパソコンに応じて、Windows版やMac版、LINUX版が自動で選択されます。ここではWindowsを使っているため、『GIMP for Windows』と表示されています。
インストーラーをダウンロードするためのボタンが2つ表示されているので、『Download GIMP 2.10.8 directly』と書かれているオレンジ色のボタンをクリックします。これは、インストーラーを公式サイトから直接ダウンロードするためのボタンです。左側のボタンは、トレント形式と呼ばれるファイルを使う方法です。別途専用のアプリが必要になります。

GIMPのインストーラーの実行方法を選択する



オレンジ色のボタンをクリックすると、画面下部にメッセージが表示されます。『保存』をクリックしてインストーラーをダウンロードします。インストーラーをダウンロードしておくと、あとでインストールすることもできるのでオススメです。『実行』をクリックすると、インストールをすぐに実行できます。

インストーラーをダウンロードしたフォルダーを表示する



パソコンの性能やインターネットの接続環境によって異なりますが、インストーラーのダウンロードには数分かかります。ダウンロードが完了すると、次の操作を要求されます。ここでは『フォルダーを開く』をクリックします。

インストーラーを実行する


インストーラーがダウンロードされたフォルダーが表示されます。初期設定では『ダウンロード』フォルダーに保存されます。インストーラーをダブルクリックします。


『ユーザーアカウント制御』画面が表示されるので、『はい』をクリックします。この画面は、パソコンにアプリがインストールされることによって、パソコンの構成が変更されることを確認するための画面です。


言語の選択画面が表示されます。これは、インストールの手順で使われる言語を選択する画面です。『English』が選択されていますが、日本語は用意されていないのでそのまま『OK』をクリックしましょう。


インストーラーが起動するので、『Install』をクリックします。


インストールが開始されます。パソコンの性能などによって数分かかります。


インストールが完了すると上の画面が表示されるので、『Finish』をクリックします。お疲れ様でした。これでインストールの作業は完了です。

GIMPのWindows版を起動する

GIMPが正しくインストールされていれば、『スタートメニュー』から起動できます。


『スタートボタン』をクリックし、『G』の欄にある『GIMP 2.10.8』をクリックします。


起動画面が表示されます。はじめて起動するときは、少し時間がかかります。


GIMPが起動し、メニューなどが日本語で表示されます。

GIMPのMac版をダウンロードしてインストールする

ここでは、GIMP Mac版のインストール方法について解説します。Windows版同様、WebブラウザからGIMPの公式サイトを表示してください。

GIMPの公式サイト
https://www.gimp.org/

Windows版と同じ公式サイトが表示されるので、画面上部の『DOWNLOAD2.10.8』をクリックします。

GIMPのインストーラーのダウンロード方法を選択する


上の画面が表示されます。ここではMacを使っているため、『GIMP for macOS』と表示されています。『Download GIMP 2.10.8 directly』と書かれているオレンジ色のボタンをクリックします。

GIMPをアプリケーションフォルダーへコピーする


『ダウンロード』フォルダーにDMGファイルがダウンロードされます。パソコンの性能やインターネットの回線の状況により数分かかります。DMGファイルは、インストールに使われる特別なファイルのことで、Windowsのインストーラーのようなものです。DMGファイルをダブルクリックしてください。

『GIMP 2.10 Install』フォルダーが表示されます。フォルダー内にはGIMPのアプリアイコンが格納されているので、『アプリケーション』フォルダーへドラッグ&ドロップします。

GIMPがインストールされました。

GIMPのMac版を起動する


本来、『アプリケーション』フォルダーに格納されているGIMPのアイコンをダブルクリックするとGIMPが起動するのですが、App Store以外から入手しているため、そのままダブルクリックすると上図が表示されてしまいます。その場合は、『OK』をクリックして画面を閉じてください。

『control』キーを押しながら『アプリケーション』フォルダー内のGIMPのアイコンをクリックし、『開く』をクリックしてください。

上図が表示されます。これは、起動しようとしているアプリがApp Store以外から入手したものであることを確認する画面です。『開く』をクリックします。

GIMPが起動します。なお、はじめて起動するときは少し時間がかかります。また、この操作は初回だけ必要です。次回以降はほかのアプリと同様、GIMPのアイコンをダブルクリックするとGIMPが起動します。Launchpadから起動することもできます。

GIMPで写真を切り抜く

ブログやインスタに写真をアップするとき、「写真に不要なものが写っている」「被写体を大きく見せたい」といったことがあります。GIMPを使えばかんたんです。写真の不要な部分を削除することをトリミングといいます。GIMPで写真をトリミングするには、見せたい部分を選択し、選択した部分を切り抜くという2段階の操作になります。さあ、ではお気に入りの写真をトリミングしてみましょう。なお、以降はWindows版の画面を使って解説していますが、Mac版も操作は同様です。

GIMPで写真を表示する

トリミングを行う写真をGIMPで表示します。

『メニューバー』『ファイル』をクリックし、『開く/インポート』をクリックします。


『画像ファイルを開く』画面が表示されます。写真が保存されている場所(ここでは『Pictures』)をクリックします(1)。写真のファイルをクリックして選択し(2)『Open』をクリックします(3)


表示する写真が横向きの場合、この画面が表示されるので、『回転』をクリックします。そのまま表示したい場合は『Keep Original』をクリックします。


写真が表示されました。

GIMPで写真の表示倍率を変更する

作業しやすくするために、写真を拡大表示してみましょう。


画面左上に表示されているツールの一覧から、『ズームツール』(虫眼鏡のアイコン)をクリックし、拡大表示したい範囲をドラッグします。


写真が拡大表示されます。


写真の表示倍率は、画面の下部に表示される『拡大・縮小』欄の『v』ボタンをクリックすると表示される一覧から選択することもできます。『拡大・縮小』欄に表示倍率の数値を入力して指定することもできます。

GIMPでトリミングする範囲を選択する

「トリミングする」「色を変更する」などの加工を行うには、写真の加工する部分をあらかじめ選択して指定する必要があります。選択するツールはいくつかありますが、ここでは、基本的な選択ツールの1つである『矩形選択ツール』を使って解説します。『矩形選択ツール』は、四角形の範囲で写真の部分を選択できるツールです。



画面左上に表示されているツールの一覧から、『矩形選択ツール』をクリックします(1)。画面左側の下部には、『矩形選択ツール』のオプションが表示されるので、『ハイライト表示』左側のボックスをクリックしてチェック(×印)を付けます(2)。これでハイライト表示は有効になります。ハイライト表示を有効にすると、選択されている範囲が明るく表示されるのでわかりやすくなります。
写真の選択したい範囲をドラッグします(3)。このとき、『Shift』キーを押しながらドラッグすると、正方形の形に選択できます。


写真の一部が選択されました。明るい部分が選択されている範囲、暗い部分が選択されていない範囲になります。

GIMPでトリミングする範囲を修正する


選択範囲の四隅には四角い枠が表示されます。これをドラッグすると、選択されている範囲を修正できます。四角い枠を外側方向へドラッグすると選択範囲が広く、内側方向へドラッグすると選択範囲が狭くなります。


選択範囲内の内部をドラッグすると、選択範囲そのものを移動できます。

選択を解除するには、選択範囲以外の場所をクリックします。


『メニューバー』『画像』をクリックし(1)『選択範囲で切り抜き』をクリックします(2)


写真がトリミングされます。

GIMPで写真に名前を付けて保存する

写真を加工したら、保存します。GIMPで加工した写真を保存すると、GIMPのファイルとして保存されます。

『メニューバー』『ファイル』をクリックし、『名前を付けて保存』をクリックします。


『画像の保存』画面が表示されるので、保存する場所(ここでは『Pictures』)を指定し(1)、ファイル名を入力します(2)。初期設定では、XCF形式が設定されています。これはGIMPのファイル形式です。ファイル名を入力する際、『.xcf』の部分を書き替えないように注意してください。『save』をクリックすると(3)、写真が保存されます。

GIMPで写真の明るさとコントラストを調整する

写真の明るさやコントラストは、『明るさとコントラスト』画面で調整できます。


『メニューバー』『色』をクリックし、『Brightness-Contrast』をクリックします。



『明るさ-コントラスト』画面が表示されます。明るさとコントラストを調整してみましょう。作業結果はプレビュー表示されるので、結果を確認しながら調整できます。


『Brightness』と表示されている部分を左右へドラッグすると明るさを調整できます。右方向へドラッグすると数値が大きくなり、明るくなります。左方向へドラッグすると数値が小さくなり、暗くなります。数値を大きくしすぎると、明るい部分が真っ白になる白飛びという現象が発生するので注意してください。
『Contrast』と表示されている部分を左右へドラッグするとコントラストを調整できます。右方向へドラッグすると数値が大きくなり、明るい部分と暗い部分の差がはっきりします。鮮やかな写真になりますが、大きくしすぎると粗雑な印象になってしまいます。左方向へドラッグすると数値が小さくなり、明るい部分と暗い部分の差が平均化されます。落ち着いた印象になりますが、小さすぎると不鮮明な写真になります。

GIMPで写真を上書き保存する


上書き保存は、もとの写真を新しい写真に置き換える保存方法です。写真を上書き保存するには、『メニューバー』『ファイル』をクリックし、『保存』をクリックします。『名前を付けて保存』画面のような画面は表示されず、すぐに保存されます。
写真を保存しておけば、作業を再開できます。突然パソコンやアプリが停止してしまうといったトラブルが発生することもあるので、作業の区切りが付いたら上書き保存しておくことをおすすめします。

GIMPの写真をPNGやJPEGで保存する

GIMPで加工した写真を保存すると、通常はGIMP用の写真として保存されます。このままではブログやインスタで使うことはできません。また、GIMP以外のアプリで表示することもできません。パソコンやインターネットで広く使われているPNG形式やJPEG形式の写真として保存します。


『メニューバー』『ファイル』をクリックし、『エクスポート』をクリックします。


『画像をエクスポート』画面が表示されます。写真を保存する場所を指定し(1)、ファイル名を入力します(2)。ファイル形式は、初期設定ではPNG形式になっています。『エクスポート』をクリックします(3)


『画像をエクスポート:PNG』画面が表示されます。『エクスポート』をクリックすると、PNG形式のファイルとして保存されます。


JPEG形式で保存したい場合は、『画像をエクスポート』画面の『ファイル形式の選択』をクリックします。ファイル形式の一覧が表示されるので、『JEG画像』をクリックします。その他、PDF形式やGIF形式を選択することもできます。

GIMPで加工した写真のファイルを確認する

GIMPで加工した写真を保存した場所を表示すると、ファイルを確認できます。

ここでは、もとの写真のほか、PNG形式で保存した写真(1)とGIMPのファイル(2)を確認できます。

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経歴10年以上のライター

羽石 相

フリーランスのライターをしています。
出版社にてパソコン関連解説書の制作に携わった後、独立。ワードやエクセルといったオフィスソフト、パソコンやインターネット、画像編集ソフト、スマホアプリなどの解説本を執筆しています。
著書に「はじめてのWord&Excel&PowerPoint」「はじめてのIllustrator」(秀和システム「できるクリエイター Inkscape 独習ナビ」(共著 インプレス)などがあります。

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