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【初心者向け】手縫いでのドール服の作り方

古着でロリータさん/服飾歴5年

水嶺咲ゲキト

読みはすいれいざきげきと。 ネットサーフィンと雑誌で見たキャラクタードールに惚れ込んだ事をきっかけにドール服作りに没頭している。 現在は北…

こんにちは。
趣味でドール服作りをしている水嶺咲ゲキトです。

早速ですが、皆さんは服を作るときはどんな道具を使いますか?

私は今ではドール服をミシンで作りますが、つい最近までは全て手縫いだったんですよ。
ミシンなんて高級品にはなかなか手が届かないですからね。

さて、皆さんは手縫いのドール服と聞いてどんなイメージがありますか?

「一から手作業なので愛情がこもってそう。」
「雑に見えて安っぽい」
これ以外にも結構色々と思いつくのではないでしょうか?

手縫いは道具さえ揃えばいつでも手軽にできますが、初めての方や、一度ミシンに慣れてしまうと「時間が掛かりそう」だったり、「縫い目が雑になりそう」というイメージがつくと思います。

でもそんなことはありません。

参考程度にこちらの服を見てください。

全て手縫いで作られた服です。多少雑かもしれませんが、丁寧に縫えば全く気になりません。


スカートも作っています。慣れればこういったものもすぐに作れちゃいますよ。

縫いつけ方さえ覚えてしまえば大抵の服も作れるので、やってみて損はないはずです。

この記事ではメインテーマの服の作り方から道具の紹介まで解説しますので、最後まで読んでいただけると嬉しい限りです。

目次

  1. 全くの裁縫初心者でも大丈夫?
  2. 手縫いではどんな風に縫うの?
  3. 手縫いのメリット・デメリットは?
  4. どんな道具を使うの?針と糸は何がいいの?
  5. 他にはどんな道具を使うの?
  6. 本に載ってる型紙は使えるの?
  7. 早速ドール服を作ってみよう!
  8. まとめ 手縫いは楽しい!

全くの裁縫初心者でも大丈夫?

まず、ドール服を作る前にこんな事を考える人もいるかもしれません。
はっきり言います。

何も問題はありません。むしろ大丈夫です。

ドール服を作ろうという気持ちとドールにおしゃれをさせたいという思いがあれば誰でも出来ます。私は今までそうやって服を作ってきました。

私は実際ドールを買うまで裁縫なんて全くできませんでした。小中学校の工作課題だったクッションやナップサックすらまともに作れなかったのですから。

そんな私がドール服を作れるようになったのは大人になって再びドールを買い、自分の子に可愛い服を着せたいと思ったからでした。

私のところにいる子の大半はこの子達のようにたいていマッチョなので当然、女の子が着る様な可愛い服なんて普通は売られていません。

それがどうした!!こっちは可愛い服を着せたいから自分で作ったるわ!!!

と意気込み、こんな調子で現在までやってきました。

前置きはここまでにして、次の項目から縫い方のご紹介をします。

手縫いではどんな風に縫うの?

手縫いでは基本的には本返し縫いで一つずつ丁寧に縫っていきます。他にもなみ縫いぐし縫いといった方法もあるみたいですが、私はこの縫い方でしか縫ったことがありません。ですが、それでもきちんと服はできるので問題はありません。


本返し縫いとは、このように表にまっすぐ縫った後に裏に返していき、それを繰り返しながら縫っていく技法です。なみ縫いなどに比べてだいぶ丈夫に縫えるので覚えておいた方が良いでしょう。

また、よほどの事がなければ引っ張ってもすぐには解けませんが、失敗して糸を外すのに時間が掛かるという欠点もあります。

手縫いのメリット・デメリットは?

手縫いのメリットは、いつでも手軽にできるということです。ミシンのように大きな音も出さず、電気代もあまり掛からないので夜寝る前に少しだけやってみるのにはちょうどいいのです。

よくテレビなどでお母さんやおばあちゃんが夜中に子供や孫の為に裁縫をしている場面がありますよね?あんな感じです。

また、外出する際に小さなソーイングセットを持ち歩けば裾などが万が一外出先で破れてしまってもすぐに修繕できるので便利だと思います。これは100円ショップでも買えるので調べてみてください。

デメリットについて

デメリットは慣れるまでは非常に時間が掛かるという事です。細かい縫い目や縫う場所に気をつけないといけないので神経質になりがちです。また、縫うことに気を取られ過ぎて周りが見えず、縫い針を手に刺してケガをすることもあります。

集中できないと思ったときは無理をせず一旦休憩をとり、落ち着いてから再開すると良いでしょう。

どんな道具を使うの?針と糸は何がいいの?

手軽にできる手縫いとはいえ、どんな道具でもいいというわけではありません。針や糸にも向き不向きがあるのです。画像と共に見ていきましょう。


針を適当に選んでいた頃に母がくれたものです。ちょっと見づらいですが、色々種類がありますね。ドール服でも基本的には洋裁の時はメリケン針というものを使います。

この針は洋裁をする為につくられたもので、比較的厚めの生地でも縫いやすいようになっています。

写真には三ノ二四の三などと書かれていますが、これは針の太さと長さを表しています。基本的には前の数字が太さ、後ろの数字が長さになります。
号数に関しては数字に比例して長さも太さも小さくなっていき、1号~12号まであります。

また、写真のケースには刺しゅう針や毛糸止め、絹縫い用の針も入っていますが、今回は洋裁で作るため解説は致しません。

手縫い針はどう選ぶの?

洋裁がメインならメリケン針で問題ありません。長さと太さについては、厚い生地には太い針、 また、薄い生地には細い針で良いでしょう。長さに関しては粗い縫い目なら長い針、逆に細かい縫い目なら短い針と覚えてください。

これはあくまでも目安です。自分の手の大きさや持ち方によって変わる場合もあるのでそこは自分で調整してください。

縫い糸は何を選ぶべき?

当たり前の話になりますが、必ず手縫い用と書かれたものを選びましょう。手縫い糸とミシン用の糸は作られ方が根本的に違うので向き不向きがあるのです。また、布に合わせた太さと材質、色も服を作る際には重要になりますので覚えておいてください。

手縫い糸とミシン糸の写真です。一見同じように見えますが、よく見るとだいぶ違うので各自確認してみてください。

他にはどんな道具を使うの?

先ほどまでは針と糸を中心に紹介しましたが、その他に必要な道具に関しては表にまとめておきました。これがあると手縫いがだいぶ楽になります。これらは全て100円ショップでも購入できます。

道具の名前用途
糸きりハサミ糸を切る為のハサミ。布用には厳禁。
裁ちバサミ布を切る為のハサミ。これがないと正直不便です。
糸通し縫い糸を引っ掛けて針穴に通すもの。銀色で外国人みたいな顔がついているあれです。
リッパー縫い糸を解くための針。ハサミなどではなくこれを使いましょう。
待ち針・ピンクッション縫い付け途中の服の裾などを押さえる針です。ピンクッションは針を刺しておく土台で、大抵のソーイングセットに入ってます。
ほつれ止め液裾などに塗ってほつれにくくするためのもの。接着剤のようには使えませんので気をつけて。
定規・メジャー服のサイズや生地の寸法を測るもの。適当な採寸にならないよう注意。
ボンド装飾用のデコパーツなどを接着するためのもの。できれば手芸用のものを。

本に載ってる型紙は使えるの?

雑誌などに載っている型紙はリカちゃんブライスなど、特定のドール向けに作られたものです。その子達が自分の家に居れば問題ないのですが、実際はドールによって体の大きさや太さも違うので、あくまでも参考資料程度に留めて置いた方が良いでしょう。

また、型紙がなくても頭の中で具体的なイメージができるのであれば使わなくても問題はないでしょう。
ただし、服のデザインや寸法などはきちんと整えておくことをオススメいたします。

また、服のデザインの参考や確認をするために一度ドール服関係の本は読んでおいた方がいいです。人間の服の構造とは違うものもありますので。


今まで作った服を抜粋しました。型紙は全く使っておらず。ドールに着せながら微調整して作っています。デザインもある程度は頭の中で適当に合わせています。

早速ドール服を作ってみよう!

ここまでお付き合いしていただきありがとうございます。いよいよお待ちかねのドール服の作り方を紹介します。

材料は揃いましたか?上の内容をきちんと読みましたか?それでは早速始めましょう。

服のデザインと素材を確認する

いくら型紙がなくてもノープランで作るのは至難の技です。簡単でもいいので一度紙に描き起こしてイメージを固めておくのが良いでしょう。

私のデザイン画です。いつもこんな感じで適当に描いています。私の場合、作っている途中で細かい部分が変わってしまうのでいつも簡単に描いています。
(※キャラクターをイメージしたコスプレ衣装ではより高い完成度が重要になるので、しっかりと資料を確認し、できるだけ鮮明に、また、使う服の素材も描き起こすようにしましょう。)


今回使う素材はこちらです。デザインの時点では柄に関しては描き起こしません。柄は生地や服のデザインと相談して決めるのが良いでしょう。
ピンクのフリルテープレースの代わりに使います。

また、写真に写っているピンクのケースにはスナップボタンが入っています。基本的にボタンなどは買った時の袋のままではなく、ケースにしまった方が使いやすいです。

生地を裁断する


デザインが固まったところで生地にパーツを描き起こします。この時、縫い代も含めてドールが着やすいように少し余裕を持たせた寸法にしてください。あまりにもきついと着せるのが難しくなり、逆にサイズが大きすぎるとブカブカした印象で不恰好になってしまいます。
寸法は定規メジャーで測りますが、どうしても難しい場合は__生地の上にドールを直接置いて測る方法もありますので参考にしてください。__

生地を裁断する

パーツを描き起こしたら経ちバサミで裁断をします。切る際にはできるだけ糸が出てほつれないように丁寧に裁断してください。これは後に完成度に大きく関わります。

ハサミに関しては必ず切れ味の良いものを使ってください。切れ味の悪いものや普通のハサミで切るとほつれやすくなります。

また、寸法を間違えてしまうと大きく切り過ぎた場合はある程度修正は効きますが、小さい場合はそうもいかないので気をつけましょう。

裁断が終わりました。ドール服は基本的に後身頃から着せるので二枚になっています。

ドール服の基本構造


ドール服の基本的構造です。ドールは人間のように頭から被せて着せる事ができないので、後ろ身頃を二枚にする必要があるのです。

ブラウスやパーカーなどの場合は人間と同じように羽織るように着せられるので、その場合は前身頃を二枚にしておきます。

いよいよ縫製へ

ここまで来れば後は縫い付けるだけです。まずは身頃から縫っていきましょう。

トップスを縫う


身頃を肩、横側と縫い合わせていきます。この時、袖を通しやすく、腕が入りやすいように大きめに幅を開けておきましょう。


袖も同じように縫います。中に入れる方は着せた時に見えなくなるので裾縫いは必要ありません。


襟と見返しも同様です。この時、フリルテープを一緒に縫い付けておくと作業がだいぶ楽になります。


ある程度出来てきたらパーツ同士を縫い合わせましょう。前と後ろを間違えないように落ち着いて縫い付けていきます。


ここで袖口を二つ折りにして縫いつけるのを忘れないように。これをやっておくと見栄えがある程度変わります。


縫う段階でほつれが目立っていたのでほつれ止め液を使います。使い方は生地の切り口に塗りつけてしばらく乾かすだけです。使う前にはできるだけ糸が出ないように丁寧に裁断しておくのも重要です。
私はこれに気づかないでボロボロ糸がほつれてきた事が何度もありました。トホホ。

ですが、実際は縫う前に使うことが多いので気をつけてくださいね。また、若干きつい匂いもするので換気も心がけてください。

スカートを縫う


スカートに関しては、ほぼ直線縫いなので始めのうちは気の遠くなる作業になります。ここでは裾と一緒にフリルテープを縫い付けます。


ベルトに縫い付ける前に下半身を入れる為の履き口を確認します。あまりきつくならないように腰周りを緩めるなどして微調整をします。


ギャザーを寄せながらベルト部分に縫い付けます。少々厚みを帯びてくるので縫うのが難しいと思ったら太めの針を使いましょう。


全体的に縫い付けたら仕上げにボタンなどの装飾を加えて完成です。
大変よく出来ました!早速着せてみましょう!


どうですか?自分で作った服を着せるとまた一段と可愛く見えるでしょう?今回はトップスとボトムスに分けましたが、慣れてきたらワンピースにも挑戦してみてください。

まとめ 手縫いは楽しい!

手縫いによるドール服作りを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
始めは誰でも慣れないものですが、上達すると色んな服が作れるようになりますよ。
上手く出来るようになったら同じ趣味の友達や娘さんの為に作ってあげるのもいいと思います。きっと喜びますよ。

今回ご紹介したドール写真もツイッターに掲載しますので良かったらこちらも見に来てください。

それでは皆さん、最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。
またいずれお会いしましょう。

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古着でロリータさん/服飾歴5年

水嶺咲ゲキト

読みはすいれいざきげきと。
ネットサーフィンと雑誌で見たキャラクタードールに惚れ込んだ事をきっかけにドール服作りに没頭している。
現在は北海道の点訳ボランティアに通いながらハンドメイド作品を手がけている。
服装のジャンルについては女性向けのロリータファッションが中心となる。
5年ほど前から初めてこれまでに作った作品は失敗したものも含めて50を超える。

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