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【初心者向け】初めてでも作れる!ドール靴の作り方

古着でロリータさん/服飾歴5年

水嶺咲ゲキト

読みはすいれいざきげきと。 ネットサーフィンと雑誌で見たキャラクタードールに惚れ込んだ事をきっかけにドール服作りに没頭している。 現在は北…

みなさん、こんにちは。
趣味でドール服を作っている水嶺咲ゲキトです。

最近、私は毎日のようにドール服を作っており、暇を見つけてはブラウスやスカートをちくちく縫っています。今では日課のようになり、気づけばこれだけの数になっていました。

写真に入りきっていませんが、まだまだたくさんの服があります。

以前は手提げ型のケースやお菓子の箱にしまっていたのですが、これだけの数になるとさすがに収納場所に困るので今では壁にかけています。ここまで来ると、何を着せようか迷うのが楽しみになります。

さて、服はたくさんありますが、これだけの服に加えてまだ必要な物があることにお気づきですか?

リボン帽子バッグ?それも必要ですが、もっと大事なものがあります。私達人間にとってもなくてはならないものです。

そう、靴です。

服を選ぶ楽しみがあるなら、靴を選ぶ楽しみもあるでしょう。
靴はただ外を歩くための道具ではなく、足元を飾るおしゃれアイテムなのです。

私はドール達が着る服に合わせて靴を作るのも好きなので、それも暇を見つけて作ってます。


私が作った靴です。ロリィタ系の服がメインなのでおでこ靴を履かせています。


こちらはブーツです。おでこ靴などのシューズ系とは少し作り方が違いますが、手順を覚えればすぐに作ることが出来ます。

「靴は服と違って作るのが難しそうだなあ・・・。」
「ちょっとお金が掛かるけど、買って済まそうかなあ・・・。」

大丈夫です。ご心配は要りません。

靴は難しいと思われがちですが、実際はそうでもありません。

これからご紹介するのはドール靴の作り方や種類など、これらについてをわかりやすく解説した記事になります。

これを読んで皆さんもドール靴作りに興味を持って下されば嬉しい限りです。

目次

  1. ドール靴にはどんな種類がどれだけあるの?
  2. ドール靴にはどんな素材を使うの?
  3. 靴底にはどんな素材を使うの?
  4. 靴下にはどんな素材が向いてるの?
  5. そもそも、ドール靴はどうやって作られているの?
  6. 足の木型は必要なの?
  7. 型紙は使った方がいいの?
  8. 早速ドール靴を作ってみよう!
  9. まとめ 素敵な靴を履かせよう

ドール靴にはどんな種類がどれだけあるの?

ドール靴の種類についてですが、実は人間が履く物とほとんど変わりはありません。カジュアルなシャツやデニムジーンズにはスニーカー、フリルたっぷりなロリィタ服には革靴、更には着物には草履など、私達と同じように服に合わせているんです。
実際、ドレスに運動靴なんてありえないですからね。
(※ただし、着物とスカートを合わせたロリィタ服に関しては、和洋の組み合わせを楽しむためにブーツやおでこ靴を履かせる事もあります。)

また、同じシューズに見えても履き口やベルトの形によって名称が変わる事もあります。

ここではドールにとって馴染みのある靴をまとめてみましたので参考にしてみてください。

ドール靴の種類

シューズ類

靴の名称どのような靴か
ローファー靴紐のない革靴で、履きやすさと脱ぎやすさが特徴です、また、スリッポンとも呼ばれています。
おでこ靴ローファーに似たベルト付きの革靴です。先が丸く、少し大きな形になっています。こちらはロリィタファッションで愛用されています。
ハイヒール社交界などで使われるかかとの高い靴です。ドール用のものはソフトビニール製がほとんどです。
スニーカー主に運動靴として活用される紐靴です。吸汗性に優れており、履き心地の良さも特徴的です。
草鞋・草履・下駄日本で古くから親しまれる和装用の履物です。ドール用のものはあらかじめ足袋とセットになっています。
サンダル足をベルトや紐で固定するタイプの靴です。通気性に富み、気軽に履けるのが強みです。

ブーツ系

靴の名称どのような靴か
レースアップブーツ紐で編み上げて締めるタイプのブーツです。足首から膝丈まで、靴の長さも豊富です。
ムートンブーツ羊の毛皮で作られたブーツです。冬は暖かく、夏は涼しさを保てるのが特徴です。
エンジニアブーツベルトが甲やくるぶしに縫い付けられたブーツです。本来は作業用に使われる安全靴ですが、近年はファッションアイテムとなっています。
レインブーツ名前の通り雨の日に活用する靴です。ドール用のものはソフトビニール製がほとんどです。

ドール靴にはどんな素材を使うの?

ドール靴も人間と同じように基本的に合皮や革で作られています。

ただし、リカちゃんメルちゃんなど、子供向けのドールに履かせる靴は量産化して販売するためにソフトビニールで作られています。こちらは子供に買い与えることを目的としているため、比較的安価になっています。

また、ネットショップ個人ハンドメイドなどの専門店に行けば革で作られた靴も売られています。ですが、こちらはひとつひとつ手作りな為ソフトビニールと比べると料金は割高です。中には人間の靴と変わらない値段で売られている者もあります。

ドール靴の自作に関してはソフトビニール専用の金型で成型するため家庭では加工が難しく、実際は合皮のはぎれを活用することになります。

合皮のはぎれに関しては100円ショップでも購入できます。合皮は基本的には茶色や黒など地味な色が多いですが、最近では赤やピンクなど色とりどりの種類が豊富になっているので選ぶ楽しみがあります。

また、合皮の扱いが難しい場合はフェルトで作る方法もあります。見栄えは合皮に劣りますが、初心者でも簡単に作れるので試してみてはいかがでしょうか。


フェルトで作ったブーツです。ブーツにすると暖かみを感じる一品になり、手作り感も増します。
ですが、写真のようにフェルトは埃や毛がつきやすいので取り扱いに注意してください。

靴底にはどんな素材を使うの?

人間の靴底は靴の種類によって大きく変わります。フォーマルな革靴には同じように、スニーカーには合成ゴムを使用した合成底など、種類も豊富です。

以下の表に靴底の種類をまとめましたので参考にしてください。
ここでは革靴や運動靴などの類を紹介しています。

靴底の種類

素材の名前どのような形状か
革底本体と同じ素材ですが、底としても強度を増すために厚く加工されているのが特徴です。
合成ゴム合成ゴムや樹脂を成型したもので、耐久性に優れており、コストもかからないため幅広く使われています。
スポンジ底合成ゴムや樹脂を発泡させたもので、軽く弾力性に優れています。
ウレタン底発泡したポリウレタン樹脂の靴底です。軽くて耐磨耗性に優れており、扱いやすいのも特徴です。
ラバーソール天然ゴムや合皮ゴムで作られた靴底で、クレープソールやビブラムソールなどという名称もあります。

個人的な感想では、ドール靴にはウレタンが望ましいです。この素材は簡単に切断がしやすく、パソコン用のマウスパッドなど100円ショップで購入できる商品からも剥ぎ取れるためそれほどコストも掛からないでしょう。

また、薄い木の板や厚手のフェルトで代用する方法もあります。これも100円ショップにありますので探してみてください。


ウレタン素材を貼り付けた靴底です。厚みもあって丈夫なため、見栄えも格段に良くなっています。また、地に足がしっかりと着くので自立もしやすくなります。


ちょっと立たせてみました。ポーズなどに気をつければ倒れる心配はほとんどありません。

ただし、ソフトビニールで作られたドール靴に関しては設計上本体と同じ素材が使われています。靴底だけ別の素材になることはありません。


100円ショップのドールに付属していた靴です。このようにソフトビニール製の靴は本体も靴底も同じ素材で整形しているので違う素材は使われません。

靴下にはどんな素材が向いてるの?

靴を履かせる上で欠かせないのが靴下です。靴下もおしゃれを楽しむ上ではかかせない名脇役です。素材には綿薄手のニットローンなど伸縮性のある生地を使います。逆にジャージやデニムなど固い生地は向いていません。

靴下は人間と同様、履き口を広げて履かせるので伸縮性のない生地では上手く履かせる事が出来ません。また、見栄えにも大きく関わります。


ビニール製の生地で作った靴下です。伸縮性がないため履かせづらく、見栄えもあまり良くありません。


こちらは綿で作った靴下です。伸縮性があるので履かせやすく、足にもしっかりと合うのです。


サテンの靴下になります。伸縮性のある布生地を使ったという事もあり、見栄えも良いのが特徴です。

そもそも、ドール靴はどうやって作られているの?

ドール靴は基本的に全て手縫いで作られています。生地を裁断し、本体にステッチをかけて縫い合わせ、紐を通す場合はハトメ打ちをして穴を開けて加工し、靴底を貼り付けて完成となります。
レザークラフトなどで本格的な革靴を作る場合は革を水に通すなどの加工をしますが、ドール靴作りでは格段行わなくてもしっかりしたものを作れるので問題はありません。

一方、人間の靴は靴底以外のパーツを縫い合わせる際にはミシンを使いますが、このミシンは靴を作るための特別なミシンであり、また、ドール靴は非常に小さいので家庭でこの工程を行うのは困難です。100円ショップの合皮はぎれといえども固さはあるので、ミシンでは針が折れて使い物にならない可能性があります。

また、人間の靴は出来上がった本体を靴の形に成型する釣り込みやしわを取る為にアイロン掛けをしたりとドール靴とはだいぶ違った作り方になっております。

足の木型は必要なの?

木型とは、靴を履かせるための足に合わせた土台の事です。靴を作る際にはこの木型を参考にして作ることになります。素材としては名前通り、合成樹脂などで作られています。

この木型に関しては普段から活用する方もいますが、私は、はっきり言って使ったことはありませんし、作ったこともありません。

木型は足のサイズを測ってからそれに合わせて木を削って成型するのですが、ドール靴の場合は木型がなくても靴を作ることができます。

ドール靴の場合は靴の本体部分と履き口に合わせた型紙を足に合わせて微調整し、それに沿って生地を裁断する作り方になります。

生地を縫い合わせた後は靴底を貼り付ける前に一度履かせてきつすぎないか微調整します。
きつすぎると履かせにくくなり、逆に大きすぎるとすぐに脱げてしまいます。

特に紐のついていないローファーの類はこの点に注意して作っていくことになります。


木型ではありませんが、マネキンとして活用しているドール素体の足です。私の家には似たようなサイズの子が多いのでいつも活用しており、靴を作る際にはこの素体の足を参考に調整しています。

木型を作るのが難しい場合はマネキン用に同じ素体をもうひとつ買っておくのも良いでしょう。

型紙は使った方がいいの?

型紙に関してですが、私の場合は靴を作るたびに型紙も新しいものにしています。ローファーブーツなどの形は根本的に違う上に、私の家には身体の大きさが異なるドールが多いため、一人一人に合わせた型紙も用意しています。

また、型紙は先ほど書いた通り、足に被せたり巻きつけたりして調整するので使っているうちに紙がよれたり、場合によっては足のサイズに合わせて型紙を裁断するため、すぐに使い物にならなくなります。


こちらが靴の型紙です。足に被せて調整するためV字型になっているのが特徴です。あまりに厚い紙だと被せにくいので若干薄めでも構いません。ベルトに関しては微調整しながら作るため型紙は作りません。

早速ドール靴を作ってみよう!

ここまで読んで下さり、ありがとうございます。ここからは本題であるドール靴作りを解説します。作る靴は合皮はぎれでおでこ靴になります。また、この記事では簡単に作るため下記に紹介するビラカンは使いません。

基本的にはドール服と似た道具を使いますが、一部異なる道具もありますのでご紹します。

ドール靴作りの道具と素材

道具の名前どのように使うのか
合皮はぎれドール靴の素材になります。基本的には黒、茶色、赤が中心となります。
ウレタン靴底として貼り付ける素材です。ハサミでも容易に切れます。
目打ち生地に刺して小さな穴を開けて縫いやすくするためのもの。これを使わないと針を通すのが難しいです。
ハトメ靴紐を通すための金属の穴です。生地に打ちつける際には専用のパンチと呼ばれるものを使います。
ビラカン靴のベルトを留めるための小さな金具です。美錠とも呼ばれます。
縫い糸・縫い針靴を縫い付けるための糸と針です。より丈夫にするために手縫い用のものでなるべく太いものを選んでください。
経ちバサミ生地を裁断するためのハサミです。なるべく切れ味の良いものを。
ボンド靴底を貼り付けるためのものです。手芸用のものでも構いませんが、更に強度を求めるならホビー用の万能ボンドが良いでしょう。


この記事で使用する素材と道具になります。
はぎれは革靴でよく使われている黒を使用します。また、ここではビラカンの代わりにデコパーツで装飾します。

デコパーツに関しては買った袋のままではなく、このように小分けしておくと後で取り出しやすくなります。

型紙を調整する


まずは靴を作る前に型紙で調整します。紙の上にドールの足を乗せて大体のサイズを測り、このような形にします。


書き終わった後は紙を裁断してドールの足にはめて調整します。ゆるい場合は少し型紙を切り、きつい場合はその分と合わせて型紙を作り直します。

これを繰り返してようやく型紙は完成になります。

生地を裁断する


型紙ができたらそれに合わせてはぎれに写し、裁断します。切り終わったら型紙は必要ないので処分して構いません。これで下処理は完了です。

目打ちで印をつける

裁断が終わったら目打ちを生地の表側(ここでは黒くなっている方)からまっすぐ突き刺して端の方に印をつけます。斜めに入れると上手く穴は開きません。


目打ちを打った後の写真になります。

よく見ると矢印の部分に小さな穴が空いていますね。これがはぎれを縫う際の目印になります。この目印がないと固いはぎれを縫うのは難しくなります。

目打ちを打つ場合は等間隔に穴を開けると普通の布生地のように縫えるので大分楽になります。その為、出来る限り目打ちの穴は揃えて打ちましょう。


裏面になります。合皮はぎれも普通の生地と同じように玉結びをして縫い付けるので針と糸は裏側から通していきます。

打ち付けたら穴を開けた方から針と糸を通して本返し縫いで縫い付けていきます。

この時に細い糸に使ってしまうと、はぎれの厚みに耐えられずに糸が切れてしまうおそれがあるので、できる限り太くて丈夫な糸を使いましょう。


縫い付けた写真になります。穴を開けたことでだいぶ縫いやすくなりましたが、穴を開けてもはぎれの固さは変わらないので落ち着いてゆっくりと縫い付けていきましょう。
(この写真では細い手縫い糸を使っていますが上記の通りあまりオススメはできません。)

目打ちやはぎれの種類によっては木槌で打ちつけて穴を開ける方法もありますが、この記事で使われている目打ちは、はぎれの上から真っ直ぐ突き刺せば簡単に穴を開けられる物なので木槌は使わなくても大丈夫です。

本体を縫い付ける


裁断したはぎれを縫い付けます。かかと部分を重なるように縫いつけますが、この時履かせやすくするためにつま先部分を指ではさんで成型します。こうすることで靴の形に近くなります。

後はかかと部分を縫えば完成ですが、好みで履き口にステッチをかけるとより一層見栄えが良くなります。

中敷を縫い付ける

あとは靴底を貼り付けるだけですが、その前に中敷きを縫い付ける必要があります。本体の下側に合わせて縫い付けていきますが、この時には靴底を貼り付けやすくするために玉結びした糸は靴の中に入るようにしてください。

また、縫いつける順番ですが、前とかかとのどちらからでも構いません。


縫い付けた写真になります。靴の全体的な形としては完成に近づきました。

靴底を貼り付ける


いよいよ靴底を貼り付ける作業になります。まずは靴底に使うマウスパッドの表面である色のついた紙を剥がします。綺麗に剥がせなくても紙の部分を底から見えないように貼り付ければ問題ありません。


剥がした後のものです。綺麗に剥がしたい時は筆などに少し水をつけて塗ると残った部分を処理できます。


後は靴の大きさに合わせて切り取り、靴底にボンドで貼り付けます。後は乾くまで触らずそのままにしてください。1~2時間あればしっかり固まります。


乾いた後で本体よりも大きかった場合はカッターデザインナイフではみでた部分を切り落とします。靴本体まで切ってしまわないように注意してください。

装飾と完成


靴底が乾いたら、履き口にベルトを縫い付けてデコパーツを飾れば完成です。
大変よくできました。早速履かせてみましょう。



どうでしょうか?靴があるだけでだいぶ見栄えも様変わりすると思います。また、自分で作ったという達成感もあり、ますますドールがおしゃれになったと感じるでしょう。

まとめ 素敵な靴を履かせよう

ドールにおしゃれをさせるためには服やアクセサリーはもちろんのこと、それに合わせて靴も必要になります。靴があればその分服を選ぶ楽しみもあり、また、天気が良ければ外で写真撮影なども楽しむことができます。

私もいずれは公園でドール撮影をしたいと思っています。そのためにも色々な靴や服を用意したいですね。

今回ご紹介したドール写真はツイッターでも掲載しているのでそちらもご覧になってくださると嬉しい限りです。


それでは皆さん、お付き合いくださり誠にありがとうございました。またいずれお会いしましょう。

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古着でロリータさん/服飾歴5年

水嶺咲ゲキト

読みはすいれいざきげきと。
ネットサーフィンと雑誌で見たキャラクタードールに惚れ込んだ事をきっかけにドール服作りに没頭している。
現在は北海道の点訳ボランティアに通いながらハンドメイド作品を手がけている。
服装のジャンルについては女性向けのロリータファッションが中心となる。
5年ほど前から初めてこれまでに作った作品は失敗したものも含めて50を超える。

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