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クイズの練習って?楽しみながら強くなる4つのクイズ練習法

ビギナークイズプレイヤー請負人

曾根内匠

平成初期のクイズ王ブームからクイズ番組氷河期を経て、昨今のクイズブームまでを経験しながら「ビギナー」の気持ち(実力も)を持ったままのクイズ…

こんにちは。都内でビギナーのためのクイズ練習会を共催している曾根内匠と申します。
昨今は、クイズブームと言われるようにテレビで毎日のようにクイズ番組が流れていたり、本屋の一角にはクイズ関連本が平積みになっている光景をよく目にします。

そんな中、クイズに興味を持った人がまず行き当たるのが、「クイズってどうやったら強くなるの?」という疑問です。
具体的に「クイズの練習」と言っても、色々なアプローチがあり、それぞれに合う合わないがあるんです。
今回は、私がお薦めする4つの練習法をご紹介しますので、是非ご自身にマッチした練習法を見つけてみてくださいね。

目次

  1. 自分もクイズを「やってみたい」けど・・・
  2. 全ては一つの「正解」から始まる
  3. 練習法その1:「問題集」を読む ~まずは1冊手に入れよう~
  4. 練習法その2:クイズアプリ ~スキマ時間に最適~
  5. 練習法その3:押し会 ~3人いれば、クイズは出来る!~
  6. 練習法その4:オープン大会 ~いざ、実戦!~
  7. 終わりに

自分もクイズを「やってみたい」けど・・・

まずは、現在のクイズを取り巻く環境を昔と比較しながら、「クイズを始める」ことについてお話したいと思います。

昔もあった「クイズブーム」

実は、筆者が学生の頃(うん十年前?)にも「クイズブーム」はありました。
ただ、その時のブームはいわゆる「クイズ王ブーム」というべきもので、津々浦々・全国の素人クイズプレイヤーがクイズ王を目指して戦うという形式のテレビ番組がいくつもあり、その戦いに魅せられた筆者は「いつか、自分もあんな舞台で戦ってみたい」とテレビの前に熱くなっていたものでした。
ただ残念ながら、それらの素人参加型番組はその後雪崩を打つように次々と消えていき、やがてブームも筆者の熱意も下火になってしまいました。

現在の主流は「タレント視聴型」

現在のクイズブームは、それとは違ってテレビのクイズ番組で活躍しているのはカズレーザーさん、ロザン・宇治原さんといったタレントさんや、アイドル的な人気を誇る東大王の面々たちであり、そこに我々素人が入り込む余地はありません。
もちろん、素人参加型の『99人の壁』などの番組はありますが、総じてテレビのクイズ番組は「参加して同じ舞台で戦いたい」という対象ではないのです。

にもかかわらず、クイズブームと言われるのは、例えばクイズサークルが主催するオープン大会、クイズ王主催のクイズイベント、そしてクイズアプリといったように、テレビクイズ番組に代わる様々な受け皿がクイズプレイヤーに用意されているからなのです。

クイズを「始める」ということ

さて、「自分もクイズをやってみよう」と思ったものの、そもそも「クイズを始める」って何でしょう?
正直これには定義なんてありませんし、もしかしたら興味を持った時点で「始めている」のかも知れませんが、私自身の見解を述べさせて頂くならば「早押しボタンに触ったら、デビュー」と思っています。(ホント、これは私見以外の何物でもありませんが)

全ては一つの「正解」から始まる

あの日から

まずは、筆者の体験談からお話させて頂きます。
約1年前、再来したクイズブームを肌で感じていた私は、「何とか自分もあの早押しボタンを押してみたい!」という思いに駆られ、ヒミツキチラボさん主催の「はじめてのクイズ12」というイベントに参加してみました。
このイベントは6人1組の団体戦で行われ、最低でも2回早押しボタンの前に座る機会があるのですが、実際にステージに上がると緊張でガチガチ、指が震えそうになったのを覚えています。
そんな中、運命の瞬間は突然やってきました。

「問題。房総半島から伊豆諸島にかけて自生するセリ科の植物で、その名前は“今日摘んでも/」ピコーン!

(あ、ボタン点いちゃった!)とビックリすると同時に、口は変に冷静に「明日葉!」という答えを発していました。
ピロリロリン!
会場に響き渡る正解チャイムをどこか遠くに聞きながら、筆者は恍惚とした表情を浮かべこう思ったのです。
「気持ち良い・・・」
この瞬間から、筆者は早押しクイズの本当の魅力に取り憑かれてしまったのです。

その瞬間が一生の想い出に

例えどんな強豪プレイヤーでもこの「初めての正解」の瞬間が必ずあり、それはどんなに強くなっても一生の想い出としてしっかりと刻み込まれます。
もしもあなたがまだ、この「初めての正解」を知らないのであれば、是非とも体験して欲しいと思います。
そして、この広大で底知れず深いクイズの世界に、どっぷりと浸かってみようではありませんか。

さて次の項からは、冒頭の「4つの練習法」について、順次お伝えしていきたいと思います。

練習法その1:「問題集」を読む ~まずは1冊手に入れよう~

問題集の入手方法

まず「クイズの勉強」と聞いて真っ先に浮かぶのがこの「問題集を読む」ではないでしょうか。
どんな勉強法においても「インプット」は基本中の基本ですよね。
とは言っても、実際に「クイズの本って、どこで手に入れるの?」という方もいらっしゃるでしょう。
市販されている本であれば、Amazonで「クイズ 問題集」で検索すればヒットします。
参考までに、筆者所蔵の本の中からお勧めのものを以下にいくつかご紹介させて頂きます。

遊べる! 学べる! 怒涛のクイズ連投500問! クイズドリル 初級編


クイズの出題形式を解説したチュートリアルパートと500問の問題パートから構成されています。
収録されている問題は、いわゆる「ベタ問」と呼ばれる基本問題ばかりなので、これから始める方にピッタリの内容となっています。
「初級編」「中級編」「上級編」の三分冊になっているので、まずは「初級編」から手に入れて、ステップアップする感覚で追加購入しても良いでしょう。

東大生クイズ王・伊沢拓司の軌跡 Ⅰ ~頂点を極めた思考法~


「東大王」として各種メディアで大活躍中の伊沢拓司さんによる、自叙伝的エッセイ+500問の問題集です。
特にエッセイ部は、クイズの最前線で戦ってきた伊沢さんの場面ごとの思考・感情に触れることができ、ファンであれば是非手に入れたい一冊となっています。
続編の「Ⅱ」も発売が待たれるところです。
これらの本は、Amazonの他にも大型書店の趣味・娯楽コーナー等に行くと置いてあることが多いので、是非探してみてください。

クイズモンスター・古川洋平のクイズ虎の巻


筆者のクイズデビュー戦「みんなのクイズ」の主催である、クイズ王・古川洋平さんの本です。
クイズを技術的に分析・解説した前半部は、例えば強豪プレイヤーは何故問題文の途中で押して正解することができるのか、その思考のプロセスを垣間見ることができます。
後半部は1000問のクイズが掲載されており、先にご紹介した伊沢さんの本と比較すると、人物像に迫るコラムは少なめですが、その分問題数は多く収録されています。

その他に、クイズ問題集専門の委託販売サイトというのも存在します。
こちらのQ宅さんでは、レベル別、サークル別といった色々なカテゴリーから探せるようになっているので、「初心者向け」として紹介されている問題集から自分に合いそうなものを、1冊購入されることをお勧めします。
これらの問題集は、「中身を確認して」買うというのは難しいですが、市販本よりも安価で手に入れることが出来るので、最初は直感で表紙のデザインの好みとかで決めても良いかもしれませんね。

みけねこドリル001


筆者のお勧めは、表紙のねこちゃんが何とも味のある、こちらの「みけねこドリル」。
読み進めるに従って難易度が上がっていくので、ご自身のレベルに合わせて楽しめますし、ミニ解説も付いていてお得です。

問題集活用法

さて、問題集が手に入ったら早速読んでみましょう、と言いたいところですが、ただやみくもに読み込んで覚えるのは結構なメンタルを必要としますし、何より楽しくありません!
そこで読むにも一工夫して、例えば出来た問題・間違った問題をチェックしながら自分で得点を出してみたり、イベントの記録集を兼ねた問題集であれば「そのイベントの時に、実際にボタンが押されたポイント」に印がついていたりするので、自分でも同じポイントで分かるかどうか疑似的に対戦している気分も味わえたりします。
また、慣れてきたら答えを先に見て「どんな問題文だっけ?」と逆引きしてみるのも、楽しみながら力が付くコツですよ。

練習法その2:クイズアプリ ~スキマ時間に最適~

今やクイズ界の一大勢力

二つ目のアプローチは、クイズアプリを使う方法です。
実は、筆者のクイズ仲間にも「クイズアプリからクイズにハマった」という方々が多くいらっしゃいます。
まずは、代表的なクイズアプリをご紹介しますので、気になったものがあればプレイしてみましょう。

みんなで早押しクイズ

通称「みんはや」と呼ばれるほど定着したクイズアプリです。(android版はこちら
画期的な通信対戦型早押しクイズが楽しめるほか、自分で出題側に回ることもできるという幅広さが受けヒット作となりました。
筆者も、楽しませてもらっています。

グノシーQ

「グノシーアプリ」の中で配信されているクイズ番組で、毎日定時にクイズが出題され全問正解者全員で賞金を山分けするという、「クイズしながらお小遣いも稼げちゃうかも」というものです。
ただ、最近は参加者が増えたため、本当に「お小遣い」程度のようです(笑)。
このグノシー以外にも「JAM Live」「Cash Show」などといった賞金獲得型アプリがあるので、気になる方はダウンロードしてみてはいかがでしょう?
因みに、これらのアプリは配信時間がほぼ固定なので、開始時間に遅れないよう気を付けてくださいね。

LINE みんなでクイズ

何だか最初に挙げたアプリと名前が似ていますが(笑)、こちらはLINEの中のサービス「LINE QUICK GAME」で提供されています。
「LINE みんなでクイズ」の公式アカウントを友達登録すると、毎日様々な問題が配信されるので、それに答えながらレベルを上げたりゲーム内アイテムをゲットしたりできます。
この記事でも度々登場するクイズ王の古川洋平さんが監修されており、何と全問に解説が付いてくるので、知識の幅が広がります。

最大のメリットは「手軽さ」

以上、代表的なクイズアプリをご紹介しましたが、これらのアプリの良いところは(その時間に待機しておかなければならない賞金獲得型は除いて)、例えば移動時間やちょっとしたスキマ時間を活用できることです。
どうしても、「クイズの勉強」というと、問題集を開いて腰を落ち着けてと考えがちですが、こういった「ライトな」感覚の練習も取り入れることで、メリハリが出てくるのではないでしょうか。

練習法その3:押し会 ~3人いれば、クイズは出来る!~

意外と高い「サークル」の壁

三つ目のアプローチは、「練習会」です。
因みに、クイズプレイヤーの間ではこの「練習会」は「押し会」と呼ばれていますので、以下「押し会」で統一したいと思います。

クイズの問題集を手に入れて、クイズアプリでオンライン対戦して、となると次は当然、「実際にリアルな場で、早押しがしてみたい」となってきますよね?
まず思い浮かぶのは、「クイズサークル」ではないでしょうか?
学生さんで、自分が通う学校に「クイズ部」や「クイズ研究会」があればラッキー、すぐ見学に行きましょうといったところですが、社会人の場合は自分で「押せる場」を探さなくてはなりません。
確かに、「地域名+クイズサークル」で検索すれば、ご近所のサークルがヒットするかもしれませんし、サークルを紹介しているサイトも存在します。
ただ筆者の経験から言わせて頂くと、これがそう簡単ではないのです。

まず、そもそも活動しているか疑わしいサークルがあります。
そして運よく活動中だったとしても、「初心者がお邪魔しても、大丈夫なんだろうか?」という疑問が出てきます。
サイトには「初心者歓迎」と謳ってはいても、実際に見学に行くと「内輪感・疎外感を感じた」という声はよく聞きます。
もちろん、本当に「初心者歓迎で、初見さんへのケアも行き届いている」サークルもありますが、それを判断するため一つ一つ粘り強く見学に行けるようなメンタルの方以外はいきなりサークルの門を叩くというのは余りお勧めしません。

場は自分で作ればいい!

そこでご提案するのが、「自分で押し会を開いちゃう」という方法です。
「えー?サークルの門も叩けないのに、自分で開ける訳ないじゃん!」とお思いの方、ご安心ください。
かくいう筆者が、「サークルの見学に行くメンタルは無かったけど、自分で押し会を始めちゃった」人間であり、おかげさまで立ち上げ僅か半年で、毎週人数調整が必要なほど大盛況の会となっているのですから。

まず、早押しクイズは「問題を読む人」一人と「答える人」二人の合計三人いれば成立します。
何を隠そう、上記の押し会も初回はたった三人の集まりでした。
周りにクイズ好きの友人がいれば誘ってみるのも良いですし、居ないのであればクイズイベント(この後でお話します)で一緒になった他の参加者に声を掛けてみるとか、Twitterで呼び掛けてみるのも効果的です。
早押しボタンは、極端な話「電卓」があれば出来なくもないですが(各自任意の数字に指を置いてせーので押して、最上位桁の数字の人が最速って原理ですね)、さすがにそれはということであれば、「スーパーハヤオシピンポンブー」という比較的安価で手に入るボタンがあります。
イベントで使われるような機能的にもデザイン的にも優れた早押しボタンはかなり高価なので、もっとクイズライフが軌道に乗ってから考え始めても十分です。
次に場所ですが、少人数であればカラオケボックスという手もありますが、やはりレンタル会議室を利用するのが良いと思います。こういった会議室検索サイトを利用して、条件に合う場所を見付けてくださいね。

「押し会」を勧めるワケ

この「押し会」のメリットは、計り知れません。
まず、自分で問題を読み上げたり参加者に読んでもらって答えることで「耳」で問題に接することができます。
これは今までの「問題集の黙読」や「アプリ」では身に付けることのできないスキルです。

そして、早押しにおける自分のくせや弱点を見つけることができます。
例えば「答えは分かるのに、どうしても押し負ける」とか逆に「押す速さは負けないんだけど、誤答が多い」といった具合ですね。

最後に何といっても「仲間と押せるのが楽しいので、高いモチベーションを保てること」、これに尽きます。
筆者自身も、初めての「たった三人での押し会」めちゃくちゃ楽しかったです!

練習法その4:オープン大会 ~いざ、実戦!~

まだビギナーだから?

最後のアプローチは、「実戦で強くなる」です。
一人でコツコツ「問題集を読み込み」、「クイズアプリ」でオンライン対戦をプレイし、「押し会」で仲間とわいわいクイズを楽しみ始めた皆さん、そろそろ「大会に出てみたい」と思いませんか?
「思わないよ!」という方も、どうか最後まで記事を読んでみてくださいね。
「大会って実戦だから、勉強ではないのでは?」と感じる方もいらっしゃるでしょうが、大会に参加することでこれまでにない「緊張感のある中でのクイズ」が体験できますし、上位プレイヤーの押すポイントや戦い方を見るだけでも相当な勉強になるんです。

よくビギナーの方から聞くのは、「やっぱり大会って強豪が集まるんだろうし、自分はまだ場違いだからもうちょっと力を付けてから出たい」という声です。
でも正直、これを理由に二の足を踏んでいると、いつまで経っても参加できません。
だって、「大会に出ても良い実力」なんて誰がどうやって判断するんですか?
そもそも大会に(個別のレギュレーションは別として)「出ても良い実力」なんて無いですし、ビギナーが出たからといって怒る人はまずいません(笑)。
どんな強豪プレイヤーだって、初めての大会エントリーはドキドキしたのではないでしょうか。
それに、今は初心者向け大会も多く用意されていますし、例えば「アニメ・ゲーム」といったジャンルに特化した大会も開催されています。
こちらの「新・一心精進」さんでは、全国で開催されているクイズ大会の今後の予定や過去の成績等が紹介されていますので、気になる大会があれば迷わずエントリーしてみましょう!
さすがにいきなり「絶対優勝してやる!」なんて意気込みの人は居ないとは思いますが、「実戦形式の勉強しに行くんだ」くらいに肩の力抜いて良いと思いますよ。

それでも踏み出せないあなたは

それでもやっぱり、「いきなり大人数の大会は・・・」ということであれば、もう少しコンパクトなイベントもあります。
代表的なのが、今年(2018年)1月にオープンしたばかりの日本初のクイズ専門店「SODALITE」さん

こちらでは、毎週末にクイズ王の方々がイベンターとなって企画した様々な形式のクイズを楽しむことができます。
人数的にも10数名で開催されるので、大会よりもライトな感覚で参加することができます。
筆者も月1ペースでお世話になっていますよ。

終わりに

如何でしたでしょうか?
今回はビギナークイズプレイヤーである筆者が、あくまでも同じビギナー目線で、クイズに興味を持った方々に対して「次のステップ」として楽しみながら強くなる「4つの勉強法」をご提案してみました、
どれも筆者が実際にやってみて、「楽しい」と感じた勉強法ですので、ご参考になれば幸いです。
そして、これらを実践された皆さんと、いつかクイズイベントや大会でご一緒することが出来たならば、こんな嬉しいことはありません。
それでは、最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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ビギナークイズプレイヤー請負人

曾根内匠

平成初期のクイズ王ブームからクイズ番組氷河期を経て、昨今のクイズブームまでを経験しながら「ビギナー」の気持ち(実力も)を持ったままのクイズプレイヤーです。
早押しクイズデビューから僅か半年でクイズ押し会を立ち上げ、毎週満員となる人気会となりました。
インターネットクイズ番組に出演・優勝経験ありです!

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