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ピアノで使うコードの覚え方【元ジャズピアニストが教える】

ママライター/元ジャズピアニスト

花緒(Kao)

2児のママ兼Webライター。 産前、趣味ではじめたジャズピアノにはまり、レストランやバーでの演奏をしながら、ピアノ教室で非常勤講師として勤務…

こんにちは!元ピアノ講師でママライターをやっています、花緒です。
コードを覚えてポピュラーピアノやジャズピアノを弾いてみたい!コードを覚えて作曲をしてみたい!でもコードの事はよくわからない、という方のためにコードの簡単な覚え方をお教えします。

目次

  1. コードが覚えにくい理由とは?
  2. コードがわかると出来る事
  3. 初心者でもわかるコードの覚え方
  4. 1.スケール(音階)について
  5. 2.コードネームの仕組み
  6. 3.コードの仕組みと構成音
  7. 4.コードの転回
  8. 5.セブンスコードと役割
  9. 6.基本以外のコード(♭5、aug、dim、6th、sus4)~中上級者向け~
  10. 7.テンションについて~中上級者向け~
  11. まとめ

ポピュラーやジャズの楽譜にアルファベットが載っているのを見た事はありますか?

CとかAmという文字は「コード」と言って和音の音の組み合わせや音の場所を指しています。

今回は「コード」がどのように成り立っているのか、コードの覚え方について、子どもや初心者の方でもわかるように解説していきたいと思います。

コードが覚えにくい理由とは?

コードの知識がない

まず、コードは学校では習いませんので、勉強しなければいけません。

コードを覚えた上で、ピアノの演奏方法を勉強する事になるのですが、コードについての勉強は、最低でも7項目あります。

1.スケール(音階)について
2.コードネームの仕組み
3.コードの仕組みと構成音
4.コードの転回
5.セブンスコードと役割
6. 基本以外のコード(♭5、aug、dim、6th、sus4)
7.テンションについて

これだけ覚える項目があると、途中でわからなくなってしまう事もあるかもしれませんよね。

スケール(音階)とコードの○度が目で見えにくい

コードを理解するには、スケール(音階)がわかっていないと、コードの構成音を簡単に理解する事が出来ません。

スケールは全部で12音階あり、さらに長調と短調があるので全24音階。
音階を覚えた上で、Ⅰ度・Ⅱ度・Ⅲ度と数えていくのですが、スケールは黒鍵と白鍵の並びで出来ているのでややこしく感じてしまうのです。

スケールさえ完璧に覚えてしまえば、○度と数える事は簡単になりますが、スケールを覚える所でつまずいてしまう人が多いので、「コードは覚えにくい」と思ってしまうのでしょう。

後程、「1.スケール(音階)について」で詳しく説明していきますね。

すぐにコード一覧表を見てしまう

コードがどのようになっているのか、よく理解出来ないから、難しくてわからないから、とすぐにコード一覧表を見てしまうと、一夜漬け暗記状態になってまた忘れてしまいます。

ですので、私はコード一覧表を見るのはおすすめしていません。
もちろん、この記事でもコードやスケールの一覧表は載せません。
自分の頭で考える事で、覚えていくのです。

コードを理解する事自体は、幼稚園の年長あたりから理解出来ます。

難しいと思う先入観、ややこしいと感じてしまう固定観念、めんどくさいと思ってしまう性格。

人間、出来ない理由はいくらでも探せるんです。

楽な方を選んでしまえば、当然、脳は刺激されませんので、コードを覚えようという神経もつながってはいきません。

コードの仕組みを一度理解出来れば、全てのコードに応用出来ます。
逆に全てのコードから、スケールを理解する事も出来ます。

先程、コードに必要な勉強が7項目あるとお話ししましたが、1つずつ順番に覚えていけばコードの仕組みは必ず理解出来ます。
今日はここまでわかった、今日はここまで覚えられた、と階段を上がっていくように覚えていけばいいのです。

その上で、週に3回も練習すれば、記憶も定着していくのでそう簡単には忘れなくなっていきます。

人間のかゆいところに手が届くように便利な時代になったからこそ、疑問を持って考え、解決していく力を使っていく必要があると思います。

コードがわかると出来る事


コードは一度理屈がわかってしまえば、慣れるだけで使いこなせるようになります。
ポピュラーピアノやジャズピアノなども弾けるようになります。
クラッシックピアノでも弾き間違いが圧倒的に減っていきます。

コード譜から伴奏をつける事が出来る

コードがわかると、メロディーにコードが書いてある、コード譜と呼ばれる譜面から伴奏をつける事が出来るようになります。
ポピュラーピアノは主にこの方法で弾いています。
弾き語りも簡単に出来るようになります。

メロディーのみの楽譜にコードをつける事が出来る

楽譜がなく、耳コピなどでメロディーだけの楽譜しかない場合でも、自分でコードをつける事が出来るようになります。

ジャズピアノが弾けるようになる

ジャズは、より複雑なコード進行、テンションを自由に組み合わせる事で、自分の音楽を表現しています。かっこいいジャズピアノもまずはコードを理解するところから始まります。

作曲が出来るようになる

コードを理解するという事は、音楽の曲構成を理解する事が出来るようになるので、作曲をする事が出来るようになります。

初心者でもわかるコードの覚え方


私はコードには覚え方のコツがあると思っています。

ただ、Cm7はド・ミ♭・ソ・シ♭と覚えたとすると、他全部のコードの音を1つずつ覚えていかなくてはいけなくなります。

これでは、忘れてしまったり、思い出せないと途中で止まってしまって、やっぱりコードはわからないという結果になってしまいます。

一夜漬けで暗記して、応用が利かないのと同じですね。

一夜漬け暗記パターンにならないためにも、コードの仕組みについての理屈をしっかりと覚える事で、全てのコードに応用する事が出来ます。

コードは最低3パターン覚えれば応用出来る

私がピアノ教室で教えていた頃(ジャズ・ポピュラーピアノ科)、子どもの生徒もいましたが、子どもの生徒に、始めは3パターンのコードしか教えませんでした。

その3パターンとは、C、Cm、C7です。

始めの3パターンがわかるようになってから、CとCmの説明で関連しているaug、♭5、dim、sus4コードを一緒に教え、C7の説明で関連しているM7と7の違いを教えました。

子どもは固定観念もなく、頭がやわらかいので、3パターンのコードを1人で応用して、どんどんコードを覚えていました。

まずは3パターンのコードの理屈を覚え、関連しているコードを覚えていく事で、階段を1段ずつ登っていくようにすんなりと理解出来ると思います。

これから、子どもでも初心者でもわかるコードの仕組みについて、お教えしていきたいと思います。

今回は「コード」の仕組みから覚え方まで、7項目に分けてわかりやすく解説していきます。

1.スケール(音階)について
2.コードネームの仕組み
3.コードの仕組みと構成音
4.コードの転回
5.セブンスコードと役割
6. 基本以外のコード(♭5、aug、dim、6th、sus4)
7.テンションについて

始めから全部を覚えようとするのではなく、1つずつ順番に勉強していく事で、コードの仕組みがしっかりと理解出来るようになりますよ。

1.スケール(音階)について


コードはスケールから成り立っているので、まずはスケールを覚えましょう。
スケールとは音階の事、ドレミファソラシドの事です。

これはみなさん、知っていますね。

スケールは、ドレミファソラシの白鍵7個+黒鍵の5個(レ♭・ミ♭・ソ♭・ラ♭・シ♭)の全12音、それぞれの音から始まるドレミファソラシドの事です。

スケールの話では、始まりの音をⅠ度と考え、順番にⅦ度まで番号をつけて考えます。
この度数表記には、音楽理論上、アラビア数字が使われています。

スケールには、メジャースケール(長調)マイナースケール(短調)の2種類があります。

ですので、12音階×2種類で全24種類のスケールがあります。

メジャースケールは明るい感じ、マイナースケールは暗い感じ、という表現で説明される事が多いです。

明るく元気で前向きな感じがメジャースケール、暗くて悲しくて絶望的な感じがマイナースケールなのですが、雰囲気で説明されてもわかりにくいですよね。

理論的には、どちらのスケールにも音の並びにきちんとした一定のルールがあります。

全音・半音の話

スケールは、全音と半音で成り立っています。

全音=間に半音が1つ入っている
半音=間に半音が入っていない

スケールの音並びのルール

スケールⅠⅡⅡⅢⅢⅣⅣⅤⅤⅥⅥⅦⅦⅠ
メジャー
マイナー

メジャースケールの場合、Ⅰ度とⅡ度の間は半音が1つあるので(D♭)全音、Ⅲ度とⅣ度の間は半音がないので半音、と考えると表のような並びになっています。

メジャースケールとマイナースケールでは、赤字になっている所が違っていますね。

この並びを元に、全スケールを覚えましょう。

今回のコードの話はわかりやすくするために、Cスケール(ハ長調・ハ短調)でお話しを進めていきますね。

Cメジャースケール

ご存知の通り、ドから順番に白鍵のみを7個並べたものです。

さて、このスケールの1つ1つの音には音名がついていて、和名ではハニホヘトイロハ、英語ではCDEFGABとなっていて、コードでは英語の方を使います。

つまり、ド=C、レ=D、ミ=E、ファ=F、ソ=G、ラ=A、シ=Bとなります。

Cマイナースケール

Cマイナースケールとは、CメジャースケールのⅢ・Ⅵ・Ⅶの音を♭にした音階の事です。

マイナースケールにはもう1パターンあるのですが、コードには直接関係してこないので、今回は省きます。

スケールとは

・ドレミファソラシの白鍵7個+黒鍵の5個の全12音、それぞれの音から始まるドレミファソラシドの事
・スケールには、メジャースケールとマイナースケールがある

2.コードネームの仕組み

コードネームとは?

その名の通り、コードの名前の事です。
全てのコードには名前がついていて、コードネームから音の構成がわかるようになっています。

こんな感じのものです。
詳しい説明はこれから順番にしていきますね。

コードネームとは

・コードの名前の事
・コードネームから音の構成がわかるようになっている

3.コードの仕組みと構成音


さて、本筋のコードのお話しに入ります。

コードは音を同時に鳴らして、響きを作る事です。

音を同時に鳴らす、と先ほどお話ししましたが、基本はスケール上の音を1つ飛ばしで3つ以上の音を鳴らします。

一番大事なルート音

3つの音を同時に鳴らす時に、どの音から数えて1つ飛ばしに3つの音を鳴らすのか、というところでコードネームが決まります。

例えばこの図で鳴っている音は、ド・ミ・ソ。つまりC・E・Gです。

どの音から数えて1つ飛ばしに3音鳴っているのか、というと「C」ですね。
Cの音から始まるコードになるので、Cの音の事を「ルート音(Root)」と呼びます。

このルートの音がコードネームの基礎となります。

今回の場合、ルート音Cから1つ飛びに3つの音を鳴らしたのでコードネームはC(Cメジャーとも呼ぶ)になります。

この音がポイント!Ⅲ度の音

ルート音がコードネームの基礎になるという事はわかりましたね。
コードで次にポイントになるのがⅢ度の音です。

まず、Cメジャースケールの鍵盤を見てみましょう。

Cの音からスケール上を数えていくと、Ⅰ度、Ⅱ度・・Ⅶ度までありますね。

Cコードの場合、CがⅠ度、EがⅢ度、GがⅤ度にあたります。

ポイントとなるⅢ度というのは、Eの音です。
ところが、黒鍵に、もう1つⅢ度の仲間がいます。

それはE♭です。

あれ?
Cメジャースケールは全て白鍵のスケールなので、黒鍵はなかったはずですよね。

そうなんです。
Ⅲ度がE♭になるには、スケールがCメジャースケールではないのです。

CのスケールにはCメジャースケールの他にもう1つのスケールがありましたね。

Cマイナースケールです。
Cマイナースケールは、Ⅲ・Ⅵ・Ⅶが♭になるスケールでしたよね。

という事で、Ⅲ度が♭になると、マイナースケールになるので、コードネームにもマイナーがついて、Cm(シーマイナー)というコードネームになります。

・コード:C

・コード:Cm

スケールが覚えられない場合のⅢ度の見分け方

私がコードの勉強を始めた頃、マイナースケールを全て覚えていなかったので、マイナーコードのⅢ度がどの音に当たるのかがよくわかりませんでした。

なんとなく感で弾いてみて、明るいかな、暗いかな、というだけで覚えようとしていたのですが、ややこしいコードになるとどうしても間違えてしまうのです。

そこでスケールがわからない状態で、メジャーコードとマイナーコードを見分けるにはどうするのか。と考えました。

クラッシック理論的には長Ⅲ度、短Ⅲ度と呼ぶのですが、私はそれすら知らなかったので、単純に鍵盤の数を数えてみたのです。


すると、Cコードの方は、ルートから数えて5個目、Cマイナーコードの方はルートから数えて4個目がⅢ度の音になっていました。

鍵盤の数は毎日同じ数ですので、これなら絶対に間違えないと思い、Ⅲ度がわからなくなった時は鍵盤の数を数える事で判断していきました。

鍵盤を数えるというやり方は、おそらく私だけしかやっていない方法だと思います。(私の生徒はみんなこの方法で覚えました)

理論がわかっていなかった故の苦肉の策です。

スケールはいずれ覚えていくにしろ、現段階でスケールを覚えられないけれど、コードは覚えたいという方は、ぜひ試してみて下さい。
鍵盤の数を忘れてしまった時は、Cコードを思い出して数えてみれば、すぐにわかりますよ。

まずは基本のⅤ度の音

Ⅰ度、Ⅲ度ときましたので、次はⅤ度の音の説明です。

先ほどのCとCmの例でみてみましょう。
・コード:C

・コード:Cm

Ⅰ度のCの音から数えて5個目、Ⅴ度の音はどちらもGですね。

メジャーコードもマイナーコードもⅤ度の音は同じなんです。
マイナースケールで♭がつくのは、Ⅲ・Ⅵ・Ⅶでしたね。
Ⅴ度の音はかわらずそのままです。

という事は、Ⅰ度であるルート音と、Ⅴ度の音は同じで、Ⅲ度の音がⅢ度ならメジャーコード♭Ⅲ度ならマイナーコードという事になります。
(度数に♭がつく時は、♭Ⅲと表記し、フラットⅢ度と呼びます)

めんどくさくなってきた人は、メジャーコードのⅢ度を半音下げるとマイナーコードになると覚えましょう。

コードとは

・スケール上の音をルート音から1つ飛ばしで3つ以上同時に鳴らす事
・ルート音がコードネームの基礎になる
・Ⅲ度の音がⅢ度ならメジャーコード、♭Ⅲ度ならマイナーコード
・Ⅴ度の音は、メージャーコードでもマイナーコードでも変わらない

ダイアトニックコードとは?

ダイアトニックコードというのは、スケール上にあるすべてのコードの事です。

Cメジャースケールを例にお話ししましょう。

この1つずつの音をコードにしていきます。
C→C・E・G
D→D・F・A
E→E・G・B
というように、Bまでの全ての音をコードにします。

そうすると、Cメジャースケールの上に7つのコードが出来ましたね。

この7つのコードの事を、ダイアトニックコードと呼んでいます。

メジャースケールで出来るコードは、この7つのコードが基本となります。
そして、どのメジャースケールでも、Ⅰ・Ⅳ・Ⅴのコードはメジャコード、Ⅱ・Ⅲ・Ⅵ・Ⅶ度のコードはマイナーコードになります。

ダイアトニックコードとは

・スケール上に出来る7つのコードのこと

4.コードの転回


「コードの転回」という言葉、聞いた事はありますか?

コードの話の中で、転回という言葉は、コードの構成音の順番を変えて、和音を演奏する事を指します。

例えば、Cコードの場合、構成音はC・E・Gですね。
一番下の音はルート音なのでC、真ん中の音がE、一番上の音がGになっています。

これを1回転回すると、一番下がE、真ん中がG、一番上の音がCとなります。

2回転回すると、一番下がG、真ん中がC、一番上がEとなります。

コードを展開する事で、和音の響きが変わるのです。
また、伴奏や弾き語りをする時などに、コードの転回が使われます。

コードの転回とは

・コードの構成音の順番を変えて、和音を演奏する事

5.セブンスコードと役割

さて、先程まではスケール上の3つの音を重ねたコードを勉強してきましたが、スケールには3音の上にもまだ音が残っていますよね。

さらに4つ目の音を重ねると、スケール上の7個目の音になるので、4音のコードをセブンスと呼びます。

セブンスには2種類ある

早速、セブンスコードを勉強していきましょう。

まず、スケール上の音を確認します。

・Cメジャースケール

ルート音のCから、1つ飛びに4つの音を鳴らすと、CM7というコードになります。

・CM7(Cメジャーセブン)


こうなりますね。

7番目の音はB。
ルートの半音下になるのでわかりやすいと思います。

この場合の7番目の音をM7(メジャーセブン)と呼んでいます。

注意

Cコードの事も「Cメジャーコード」と呼びますが、この場合のメジャーはあくまでもⅢ度の音がメジャーかマイナーかの意味で使われるので、セブンスのメジャーとは違います。

マイナーと区別する場合の「メジャー」という呼び方は省く事で、マイナーとの区別をつけています。

例:
コード:F・Fm(エフ・エフマイナー)
スケール:A♭・A♭m(エー♭・エー♭マイナー)

通常、Cメジャーコードは「C」とだけ表記し、呼び方も「シー」のみです。
「CM7」とある場合のメジャーとは、セブンスの事を指しますので、混乱しないように気をつけましょう。

さて、7番目の音はもう一つありますね。
そう、B♭です。

・C7(Cセブン)

ルートの全音下になり、○7(○セブン)と呼びます。

このように、セブンスには2つある事がわかりましたね。

セブンスとは

・スケール上の4個目の音の事(Ⅶにあたる)

・○M7(○メジャーセブン)コード・・・ルートの半音下
・○7(○セブン)コード・・・ルートの全音下

Ⅴ7の重要な役割

セブンスがわかったところで、スケール上に出来るセブンスコードを見てみましょう。

セブンスのダイアトニックコード

Ⅶ度のBm7(♭5)については、後述する「基本以外のコード」の所でお話ししますので、現段階ではスルーして下さい。

さて、Ⅰ度のCM7から順番に見ていきましょう。

メジャースケールでは、スケール上に出来るコードは上の図のようになります。
今回はCメジャースケールですので、Cから始まる音階のコードが出来上がっています。


コードのルート名はスケールによって変わりますが、Ⅰ度がM7、Ⅱ度がm7・・・というところは同じになります。

コードパターン度数
○M7Ⅰ、Ⅳ
○7
○m7Ⅱm7、Ⅲm7、Ⅵm7、Ⅶm7(♭5)

1つのメジャースケールに出来るコードパターンは3つですね。
※(♭5)は現段階の説明から省きます

Ⅴ7からスケールがわかる

コードがセブンスになると、スケール上のコードに、○7が1つしかないですよね。

Ⅴ度のコードのみがⅤ7になるのです。
という事は、○7というコードがあった場合、スケールのⅤ度を指す事になるので、スケールがわからない時でも、○7からスケールを特定できるという役割があります。

このような理由から、○7と○M7はコードの役割が大きく変わってきてしまいます。
Ⅴ7はコード進行にも大きく関わってくる重要なコードになるので、7度の音は間違えないように気をつけましょう。

Ⅴ7の重要な役割とは

・スケール上にⅤ7が1つしかないので、スケールを特定できる

・○M7(○メジャーセブン)コード・・・ルートの半音下
・○7(○セブン)コード・・・ルートの全音下

初心者の方は、まずここまでのコードをしっかりと理解してから、次の項目に進んで下さいね。

次はコードの基本がしっかりと理解出来た、中上級者方向けのコード解説になります。

6.基本以外のコード(♭5、aug、dim、6th、sus4)~中上級者向け~

コードの基本はわかりましたか?

ここから先は中上級者向けの方に説明をしていきますので、コードの基本に関わるお話しは全て省き、ポイントだけを説明していきますね。

最初はコードのⅤ度のお話しです。

鍵盤を見ると、Ⅴ度の半音上、半音下に黒鍵がありますね。
Ⅴ度の音を半音上げる、半音下げる事で、新たな響きのコードが出来ます。

まずは基本のCコード。
C

augコード

Ⅴ度であるGの音を半音上げると、aug(オーギュメント)というコードが出来ます。

Caug

augコードには表記が3パターンあり、○aug、○(+5)、C(#5)のどれかで表現されています。

(♭5)コード

Ⅴ度であるGを半音下げると、(♭5)コードになります。

C(♭5)

メジャースケールのⅦ度のコードが♭5コードです。
主にマイナーコードと一緒に♭5が出てきます。
表記の仕方は2パターンあり、○(♭5)、○(-5)のどちらかで表現されています。

augと(♭5)を音符にすると、以下のようになります。

dimコード

dim(ディミニッシュ)コードは短3度を4音重ねると出来るコードです。
(鍵盤を数えるとルートから数えて4つずつ4音)

・dimコード

下から順番にdimコードを弾いていくと、とても恐ろしく気味の悪い雰囲気を演出する事が出来ます。
(サスティンペダルを踏みましょう。)

6thコード

楽譜上ではあまり見かけないコードです。

・6thコード

6thコードはⅠ度と同じ役割を果たすコードです。
曲の一番終わり部分、またはメロディーに6thの音が入っている場合に6thコードを使います。

一番上のAの音を一番下に持ってくると(転回すると)ACEGとなって、Am7のコードになりますね。

結局はCメジャースケール上のコードという事になります。

sus4コード

ポップスなどで見かけるsus4コード。
曲が終わりそう、という感じのコードです。
・sus4コード

sus4コードは、通常、Ⅰ度のコードと同じルート音で使われる事が多いです。
Cスケールの場合は、Csus4といった具合です。

sus4コードのポイントは、Ⅰ度のコードの、Ⅲ度の音がⅣ度になっているという所です。

Csus4の例でいうと、CのコードのC、E、GのⅢ度の音、つまりEの音がⅣ度のFに移動しています。

Ⅲ度の音がないので、sus4にはメジャーもマイナーもありません。

コード進行上、sus4の後は、Ⅳ度の音がⅢ度の音に移動して、Ⅰ度のコードに戻るパターンが多いです。
Ⅰ度のコードはメジャー、マイナー、どちらのパターンもあります。

先程の例、Csus4の例でいうと、Ⅳ度の音、つまりFの音がⅢ度のEに移動してCのコード、C、E、Gに戻るというパターンになります。
(Csus4→C)

7.テンションについて~中上級者向け~


ジャズで多用されるテンション。
テンションは「緊張という意味です」と師匠に教わったのですが、テンションを使うとどう緊張なのか、私にはよくわかりませんでした。

しかし、テンションを使うと圧倒的にかっこ良くなります。
想像がつく和音の響きではない、新しい感じがするんですよね。

そんなテンションをわかりやすくすると以下のようになります。


スケール上の7thより、さらに上に3度ずつ音を重ねていきます。
これより上はルートに戻るので、テンションはここまでです。

テンションはコードにより、使える音と使えない音があります。

アヴォイドノート(避けた方がいい音)と呼ばれているのですが、説明がややこしくなりすぎてしまうので(他にも理論を説明してからじゃないとわからない)今回は割愛します。

詳しいアヴォイドノートを知らなくても最低限のテンションを使える方法をお教えしますね。

全てのコードスケールテンション
全てのコード関係なし9th
○7メジャー9th、13th
○7マイナー♭9th、♭13th

この表のテンションを覚えておくだけでも、コードの幅は広がりますので、ぜひ試してみて下さいね。

本格的な理論を勉強していけば、詳しいテンションとアヴォイドノートについて勉強する事になり、上記の表以外にも自由に使えるようになると思います。

興味のある方は、音楽理論を本格的に勉強してみて下さいね。

まとめ


コードの覚え方について、子どもや初心者の方でもわかるように解説してみましたがいかがでしたか?

コードを完全に覚えきるまでは、上手くいかない、わからない、と感じてしまう事があるかもしれません。

しかし、一度覚えてしまえば前よりも楽譜がわかるようになり、伴奏もはずさない音を弾けるようになるので、ずっとずっとピアノを弾く事が楽しくなっているはずです。

何事も基本をしっかりと覚える事から始まります。

コードを覚える事で、今までは楽譜がなければ弾けないと思っていた映画音楽、ポピュラーソング、難しそうで出来ないと思っていたジャズや作曲など、今までとは違うピアノライフが始まりますよ。

コードに興味を持ったのも、新しいピアノライフへのきっかけなのかもしれません。
ぜひコードを覚えていただいて、新しいジャンルの音楽をピアノで弾いてみて下さいね。

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ママライター/元ジャズピアニスト

花緒(Kao)

2児のママ兼Webライター。

産前、趣味ではじめたジャズピアノにはまり、レストランやバーでの演奏をしながら、ピアノ教室で非常勤講師として勤務。

出産を機にピアノ業を引退。2児のママになるが、長男が発達障害であるため、普通とは違う育児を経験中。その育児経験を活かし、Webライターとして活動中。

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