search

育てた植物を使うスワッグの作り方|植物アドバイザーが紹介

植物ライフアドバイザー/産直農家/ガーデナー/

hellomiina

「庭と農園・ポレヌ(pollen)」主宰。植物を育てることがとても好きです。自宅の小さな庭から始まり現在は約1000㎡の畑も加わり、花・野菜・果樹・ハ…

こんにちは、”庭と農園・ポレヌ(pollen)”のごとうと申します。花・野菜・果樹・ハーブなどを育て、露地栽培の切り花やハーブなどを産直所に出荷しています。
今回は、スワッグ(壁飾り)の作り方を紹介します。例えば、庭の手入れのときに、木の枝や、花などを剪定し、たくさん収穫できたときに、植物を束ねて結ぶだけで簡単に作れます。素敵なスワッグを作ることができるので、きっと庭のお手入れがもっと楽しいものになるはずです。

目次

  1. スワッグとは
  2. 用意するもの
  3. スワッグの作り方の基本
  4. スワッグを作るときのコツ
  5. スワッグの作り方|実例5種類を紹介
  6. スワッグのアレンジ
  7. おわりに

スワッグとは

スワッグとは、植物を束ねて作る、壁や玄関などに飾るためのものです。もともと、ヨーロッパなどでは、幸運を呼ぶために飾られていましたが、近年は、日本でインテリアとして取り入れられています。
スワッグは、植物を束ねてひもなどで結ぶだけで、とても簡単に作ることができます。例えば、庭の手入れをしたときに剪定した木の枝、花や葉や枝、木の実などをつかって作ることができるんですよ。もちろん、花屋さんで好みの花材を買ってきて作ることもできます。

用意するもの

必要なもの

・花材
・輪ゴム
・ひも
・花や枝を切るためのはさみ
・ひもなどを切るためのはさみ

スワッグを作るときに必要なものは、花材、輪ゴム、ひも、はさみのみです。はさみは、できれば、花や枝を切るための専用のはさみと、ひもなどを切るためのはさみの2種類を用意してください。固い枝や花の茎を切るときは、花や枝を切るための専用のはさみがよいです。

あるとよいもの

・大きめの紙
・ほうき
・卓上ブラシ
・ちりとり
・手芸用のワイヤー

上の画像のような細いワイヤーがあると、スワッグに木の実などを付けてアレンジするときなどに、便利です。
スワッグを作るときには、葉や花びらなどが落ちて散らばります。そのため、大きめの紙を広げた上で作ると、スワッグを作ったあとの掃除が楽です。また、卓上ブラシなどで、こまめに掃除しながら作ると散らばりが最小限になり作業もしやすいですよ。暖かく風のない日に、屋外で作ってもよいですね。

スワッグの作り方の基本

おさえておきたいポイント

実際にスワッグを作る前に、まず、スワッグを作るときにのポイントをお伝えします。

”机の上や床など、平らなところに置いて作ります。

スワッグは、基本的に壁にかけて飾ります。飾った時に、スワッグが壁から浮いてしまわないように、平らな所に置いた状態で作りましょう。

”いちばん長い素材を下にして束ねます。

できあがりのスワッグの全体像が、逆三角形、または、アーモンドやラグビーボールのような形になるとバランスがよく見えます。そのために、まず、いちばん長い素材を、一番下(壁側)になるように置いて、上に向うにつれて長さの短い素材を組み合わせていくと作りやすいです。

”スワッグを飾ったときに、先端部分は軽めになるようにバランスを見ながら束ねます。


スワッグを作る時に、竹ぼうきの先のようなイメージで、先端の部分が軽く、すけ感があるようにつくると、雰囲気のよい、自然な感じのスワッグに仕上がります。意識してみてくださいね。

”大きな花や実などは手前や上の部分にくるように束ねます。

スワッグの主役にしたいインパクトのある花や、木の実などは、スワッグの手前側や全体の長さの半分よりも上にくるように配置すると、バランスをとりやすいです。

”スワッグを束ねるゴムやひもは、しっかりときつくとめます。”


植物の茎や枝は、時間がたつと、乾燥して細くなります。スワッグを作るときには、ゴムやひもでしっかりと結び、素材が乾燥して細くなった時に抜け落ちてしまわないようにしましょう。

”植物をゴムで束ねる方法”

上の画像の[1]のように、一本の茎に輪ゴムを通します。通した輪ゴムをグンとひっぱりながら、束ねたい全ての茎にぐるぐると何重も巻きつけていきます。画像の[1]で通した茎と別の茎に輪ゴムをひっかけます。画像の[2]のように、しっかりとめることができます。
※最初と最後に輪ゴムをひっかける茎は、太くて丈夫な茎を選びます。

スワッグを束ねはじめる前の下準備

"スワッグを壁に飾るときにひっかけるための輪を、ひもで、作っておきます。"

上の画像のようにひもを結び、輪を作ります。ひもは、スワッグを結ぶひもと同じものにすると目立たなくてよいです。

"枝や花の茎など、枝分かれしている素材は切り分けておきます。

上の画像を参考に、枝や花の茎など、枝分かれしている素材は主軸から切り分けます。

束ねるときに扱いにくい形の素材も、上の画像のように切り分けておきます。

"枝や茎などの葉を、束ねやすいように整えます。"

枝や茎などに葉が多すぎるときは、束ねやすいように枝や茎の下の葉を取りすっきりさせます。上の画像を参考にしてください。葉を取ってしまうと戻せないので、慎重にバランスを見ながら取りましょう。

"ばらばらになりやすい素材は、ゴムで束ねておきます。"

グラス類の植物など、ばらばらになってしまう植物をスワッグに使うときは、素材を扱いやすい量の束にしておきます。画像の【1】~【3】を参考に、ゴムでしっかりとめて、切りそろえておきます。

"松ぼっくりや木の実、茎や枝の短い素材など、そのままで束ねることができないものには、ワイヤーを付けておきます。"

上の画像のように松ぼっくりをスワッグにつけるために、かさの部分にワイヤーを通して、数回ワイヤーをひねって固定します。

上の画像のような、短い枝の素材を使う場合も、枝の部分にワイヤーをまき、2、3回ワイヤーをひねり取り付けておきます。

基本の手順

こちらでは、スワッグを作るときの基本的な手順について紹介します。まずは、おおで大まかな流れをつかんでください。


【1】スワッグは、壁にかけて飾るので、机の上や床など、平らなところに置いた状態で作ります。
【2】飾った時に一番壁側、後ろ側になる、上の画像の[a]のような、丈の長い素材から順に束ねていきます。
【3】長さやボリュームのバランスをみながら、素材を順番に束ねていきます。
(※上の画像の b.c を参照)
【4】束ね終えたら、輪ゴムやひもできつくしばります。
【5】上の画像の[d]のように茎をそろえて切ります。
【6】スワッグをとめている輪ゴムなどが見えないように、上の画像の[e]のようにひもやリボンを結びます。
【7】上の画像の[f]のように、あらかじめ輪をつっくておいたひもを、輪がスワッグの後ろ側(壁側)にくるように結びできあがりです。

いかがですか?スワッグの作り方は、とても簡単ですよね。この基本の手順を踏まえて、次の項目では、スワッグを作るときのコツを紹介します。

スワッグを作るときのコツ

「スワッグの作り方の基本」で「スワッグの作るときにおさえておきたいポイント」や「基本の手順」をお伝えしました。こちらの項目では、スワッグを作るときのコツをさらに紹介します。

どこに飾るか、考えてから作る。

スワッグを作るときに、まず最初にしてほしいことは、飾る場所を決めることです。
"出来上がったスワッグは、リビングの壁に飾りますか?玄関のドアですか?キッチンですか?"
飾る場所を決めておくと、どれくらいの大きさのスワッグを作ればよいのか具体的にイメージしやすいです。スワッグが完成して、いざ飾ってみたときに、小さすぎたり、大きすぎたりすることがなくなります。

素材選び

"ドライフラワーになりやすい植物をつかう。"

スワッグを作るときに、花、木の実、枝や葉などいろいろな植物の素材を使います。使う素材を選ぶときには、なるべくドライフラワーになりやすい植物を選びましょう。そうすることで、スワッグを長く飾り楽しむことができます。また、特に室内に飾る場合は、乾燥した時に種などが落ちてくるような植物もさけたほうがよいです。

"材料の組み合わせを楽しむ。"

スワッグは、作り方はシンプルで簡単ですが、素材の組み合わせを変えることで、さまざさまなバリエーションが生まれます。例えば、グリーン(葉もの)をベースにして素材を組み合わせるだけでも...下記のようにいくつもの組み合わせ方があります。

・グリーン(葉もの)のみ
・グリーン(葉もの)+実
・グリーン(葉もの)+花
・グリーン(葉もの)+枝
・グリーン(葉もの)+花+実
・グリーン(葉もの)+枝+実
・グリーン(葉もの)+枝+実+花

"質感のちがう素材をミックスする。"

植物は、葉っぱのみを例にあげても、柔らかい葉、固い葉、ふわふわした葉、つやのある葉、まるい葉、とがった葉、緑の葉、赤い葉、シルバーリーフ...など、それぞれの植物に特性があります。そんないろいろな質感の素材を混ぜて、スワッグを作ってみてください。

"動きのある素材を加える。"

スワッグに、ゆるやかにくねっている植物や、つる性の植物などの動きのある素材を加えると、流れるような表情のスワッグを作ることができます。

いろいろな素材の組み合わせを試して作ってみましょう。とても楽しいですよ。

考えすぎ、整え過ぎないようにつくる。

スワッグを束ねていくときに、”きれいに!きっちり作ろう!”と意識しすぎると、ぎこちないかたちになってしまうことがあります。ふんわり空気を取り込むようなイメージ、風に揺れているようなイメージをもって束ねてみてください。また、最後に、束ねたスワッグの茎をそろえて切るときに、まっすぐそろえ過ぎずに、無造作に切ると、飾ったときに自然な雰囲気がでます。

色の組み合わせを楽しむ。

植物の魅力には、それぞれの植物が持っている色があります。その色を生かして、同系色、反対色、カラフルになど、無限にあるの色の組み合わせを楽しみましょう。

スワッグの作り方|実例5種類を紹介

こちらの項目では、実際に庭の植物を使って作った4種類のスワッグの作り方を紹介します。

生花で作るスワッグ

上の画像のスワッグの作り方を紹介します。
素材は、下の画像の植物を使って作りました。ローズマリー、ギンバイカ、ビバーナム・ティヌス、フジバカマ、コニファーなどです。

まず、スワッグに使う素材の植物の下準備をします。下の画像のように枝を切り分けたり、茎に葉が多い場合は、葉を取り除いて整理します。

下の画像のように、ばらばらになりやすい素材は、ゴムで束ねておきます。

スワッグは、机の上や床など、平らなところに置いた状態で作ります。飾った時に一番壁側になる、丈の長い素材から順に束ねていきます。

長さやボリュームのバランスをみながら、素材を順番に束ねていきます。

束ね終えたら、上の画像のように、輪ゴムやひもできつくしばり、茎をそろえて切ります。スワッグをとめている輪ゴムなどが見えないように、輪ゴムの上から、ひもやリボンを結びます。
あらかじめ輪をつっくておいたひもを、輪がスワッグの後ろ側(壁側)にくるように結びできあがりです。

1種類の生花のみで作るスワッグ

上の画像のスワッグの作り方を紹介します。
素材は、下の画像のアメジストセージのみを使って作りました。1種類のみで作るときは、ボリュームのある植物を選ぶとよいです。

まずは、下の画像のように、枝や葉の整理をします。次に、長さがわかりやすいように並べます。

下の画像のように、アメジストセージを長いものから順番に、平らな場所に置いた状態でバランスをみながら束ねていきます。

束ね終わったら、下の画像のように、ゴムやひもでしっかりと縛り、茎をざっくりと、そろえ過ぎないように切ります。アメジストセージは、茎が太くて固めなので、1本ずつ切ると切りやすいです。
スワッグをとめている輪ゴムなどが見えないように、輪ゴムの上から、ひもやリボンを結びます。あらかじめ輪をつっくておいたひもを、輪がスワッグの後ろ側(壁側)にくるように結びできあがりです。

残った素材をつかった小さなスワッグ

上で紹介した2つのスワッグを作った後に残った素材を使います。下の画像の素材で作ります。

下の画像のように、束ねる前に、アメジストセージの枝を切りわけ、余分な葉を取り除いておきます。

葉や茎を整えたら、下の画像のように、束ねやすいように種類ごとにゴムでとめておきます。

アメジストセージは、下の画像のように、長いものと、短いものに分けて束ねます。そのようにしておくと、同じ素材の長い束は下に、短い束は上に配置することができ、スワッグがまとまりやすく、自然な感じに作りやすくなりますよ。

下の画像のように、平らな場所に置きながら、長いものを下にして、素材を組み合わせていきます。ここでは、ギンバイカの枝→長いアメジストセージ→コニファ- →短いアメジストセージ→シロナンテンの実を下から順番に束ねています。


束ね終わったら、ゴムやひもでしっかりと縛り、茎をざっくりと切ります。
スワッグをとめている輪ゴムなどが見えないように、輪ゴムの上から、ひもやリボンを結びます。小さめのこのスワッグは、下の画像のようにひもを5重にしてリボンのようにしばってボリュームを出しています。

下の画像のように、あらかじめ輪をつっくておいたひもを、輪がスワッグの後ろ側(壁側)にくるように結びできあがりです。

大きなスワッグと小さなスワッグを並べて飾っても素敵です。

横向きのスワッグ|基本の作り方

スワッグというと、ブーケをさかさまにしたように壁に飾るイメージですが、横向きに作り、窓に飾ったり、チェストの上などに置いて飾ったりもできます。
ここでは、基本の作り方がわかりやすいように、ギンバイカとナンキンハゼの実、2種類の植物でシンプルに作りました。応用して、いろいろな植物を加えて作れますよ。

まず、下準備をします。上の画像のように、ギンバイカの枝の束ねるときに余分な葉を取り除きます。下の画像のように、ナンキンハゼの実も枯れた葉を取り除きます。枯れた葉の雰囲気を生かして作りたい場合は、残してもよいです。室内で飾ることを踏まえて、ここでは枯れ葉を取りました。(飾っているうちに葉が落ちてしまい掃除が大変になるため)

横向きのスワッグは、2つのスワッグを組み合わせて作ります。
下準備が終わったら、まず、ベースになるギンバイカの枝を並べて、下の画像のようにざっくりと2つに分けます。

2つのスワッグを作ります。下の画像のように、平らな場所で、ギンバイカの長い枝から順番に束ねてゴムでとめていきます。

次に、下の画像のように、ナンキンハゼの実を加えます。ナンキンハゼの実などのアクセントに使う素材は、左右2つのスワッグでシンメトリーに付けなくてもよいです。好みのバランスを見つけて配置してくださいね。

素材を束ね終えたら、ゴムやひもでしっかりと縛り、茎を切ります。
※後で2つのスワッグを重ねて縛るため、この時に、短く切り過ぎないようにします。

上の画像のような、黒や白の輪ゴムを使うと、2つのスワッグを重ねた時にゴムが目立ちにくいですよ。下の画像のように、2つのスワッグを同じ手順で作ります。

2つのスワッグができたら、下の画像のように、2つのスワッグを横向きに、先端を外に向けて平らな場所に置きます。

バランスを見ながら、なるべく表側にゴムが見えないように重ねます。下の画像のように平らな場所に置いた状態で重ねていきます。

2つのスワッグを重ねたら、下の画像のように、目立ちにくい色のひもでしばります。ここでは、グリーンのひもを使いました。麻ひもでもよいです。壁に飾る場合は、輪をつっくたひもを3カ所くらいつけておくと、飾った時に、ぐらぐらせずに固定できます。

これで、できあがりです。一見難しそうな横向きのスワッグも作り方は、とても簡単ですよね。

ドライフラワーのスワッグ

庭で収穫した植物や、頂いたブーケの植物などで、ドライフラワーを少しずつ作りためておくと、それらを束ねるだけで、簡単にスワッグを作ることができます。

基本は、長い素材を下にして、バランスを見ながら束ねるだけです。下の画像のように、ドライフラワーは、ぽろぽろと崩れやすいので注意して束ねます。ゴムやひもで結びできあがりです。

"ドライフラワーを作るときのポイント"

ドライフラワーは、風通しのよい直射日光の当たらない場所につるして作ります。上の画像のように。クリップタイプのフックを使うと手軽にできますよ。

スワッグのアレンジ

包装紙、布、リボン、ボタン、毛糸、造花などをスワッグに加えてアレンジできます。

100均の資材や造花をプラスして作る

近頃は、100円均一ショップでいろいろな資材をそろえることができます。例えば、ドライフラワーにできない花を使いたい場合など、100円均一ショップで造花を選び、アクセントに加えてもよいです。また、リボンをかえるだけでも雰囲気がガラリと変わるのでいろいろ試してみると楽しいです。

クリスマスのスワッグ

クリスマスらしいオーナメントなどの小物や、実などをつけるだけで、クリスマスの飾りにぴったりなスワッグになります。上の画像は、先ほど紹介した横向きのスワッグにヒメリンゴの赤い実をつけただけですが、クリスマスの雰囲気になりました。
下の画像のように、窓辺などに飾るときに、小物を一緒に置いてディスプレイすることもできます。

おわりに


今回は、スワッグの作り方を紹介しました。庭の手入れをしたときに枝や花などがあれば、気軽に作って楽しむことができます。ぜひ、いろいろな植物を育ててスワッグを作ってみてくださいね。

是非この記事を評価してください!

(2)

植物ライフアドバイザー/産直農家/ガーデナー/

hellomiina

「庭と農園・ポレヌ(pollen)」主宰。植物を育てることがとても好きです。自宅の小さな庭から始まり現在は約1000㎡の畑も加わり、花・野菜・果樹・ハーブなどを年間100種類以上育てています。露地栽培の切り花などを産直所に出荷しています。また、「小さなスペースの庭造り」や「草花の寄せ植え」などの個別レッスンも行っています。皆さまが植物を育てる時に、お役に立てるよう心がけて丁寧に記事を書いていきます。どうぞよろしくお願いします。
保有資格:庭園デザイナー、ハーブコーディネーター

同じライターの記事

花・ガーデニングの人気記事

今人気の記事