search

ミシシッピニオイガメの飼育方法【生き物博士が教える】

変なペットマイスター(熱帯魚歴25年、爬虫類歴20年、その他昆虫等も飼育)

gekco

犬猫アレルギーだけど生き物が好き、という悲しい性からか、フワフワでもモフモフでもない生き物に惹かれ続ける35歳。 初めて飼った生き物はカブト…

「カメを飼いたい」や「カメを飼っている」と聞いてすぐに思い浮かぶのは、ミドリガメでしょうか?
最近ではリクガメの仲間も、ペットとしてかなり普及してきています。
欧米諸国と比べても、日本のカメ飼育率は高く、数人に一人は「子供のころ、家でミドリガメを飼っていた」という人がいるのではないでしょうか。
そんな我が国でも、ミシシッピニオイガメと聞いてピンとくる人は少ないと思われます。どちらかといえば、あまり聞きなじみのない名前でしょう。
しかし、カメを飼ってみたい人、特に「水生のカメを初めて飼う」という人にこそ、ぜひ飼っていただきたいカメなのです。私が飼育相談などで「カメを飼ってみたいがおススメは?」と聞かれたときは、「ミシシッピニオイガメがいいですよ」と即答しているくらいです。私自身も飼育していた時期がありますが、飼っていて楽しいカメで、水槽のレイアウトも楽しむことができました。
今回は、そんなミシシッピニオイガメの魅力と飼い方をご紹介します。

目次

  1. ミシシッピニオイガメってどんなカメ?
  2. ミシシッピニオイガメおススメの理由
  3. 飼育に必要なもの
  4. セッティングと飼い方
  5. ミシシッピニオイガメを飼ってみよう
  6. 混泳&レイアウトを楽しむ

ミシシッピニオイガメってどんなカメ?

どこにすんでいるの?


アメリカ合衆国の中央部~東部にかけての河川に生息していて、一部はカナダにも生息しています。名前のミシシッピはアメリカの川の名前ですが、ミシシッピ川に固有のカメではなく、広い範囲に生息する一般的なカメです。完全に水生のカメで、息継ぎのために水面に顔を出すことはありますが、上陸することはほとんどありません。ウミガメのようにずっと泳いでいるわけでもなく、水底を歩くように移動します。

ミシシッピニオイガメの大きさは?

私が飼っていた個体です。手の大きさと比べてみてください。これで、ほとんど大人の大きさです。

甲長12~13センチほどになりますが、飼育下では10センチ程度で成長が止まってしまうことがほとんどです。世界最小のカメはシモフリヒラセリクガメというリクガメで、最大甲長9.6センチです。カメという生き物全体からみても、ミシシッピニオイガメはかなり小型の種と言えます。ミシシッピニオイガメを含むドロガメ科というグループは小型の種が多く、ヒラタニオイガメは最大甲長11.5センチと、ミシシッピニオイガメよりもさらに小さなカメです。

ミシシッピニオイガメの寿命は?

小型とはいえ、やはりカメの仲間だけあって長生きです。平均寿命は30年程度といわれています。長生きしたからといって巨大化するわけではないので、のんびりと長く付き合うつもりで飼うといいでしょう。

<ミシシッピニオイガメ>
和名
ミシシッピニオイガメ
分類
カメ目ドロガメ科ニオイガメ属
甲長
12~13センチ
寿命
平均30年程度

ミシシッピニオイガメおススメの理由

手ごろなサイズ

カメの飼育で一番のネックとなるのは、その大きさです。
たとえば、「甲長20センチほどのカメ」と言われると、その大きさを直線的な長さでイメージしてしまいがちです。トカゲやヘビならそれでもいいかもしれません。しかし、カメの場合は面積と体積で、つまりボリュームで考えるべきです。甲長20センチのカメということは、縦の長さが20センチということです。当然、横幅も厚みもそれなりにあります。私はよく、カメの大きさを手帳やノートでたとえるようにしています。ペットとして一般的なミドリガメなら、最大でA4の大学ノート10冊分くらいのボリュームになるわけです。A4の大学ノート10冊分の大きさと厚みをもつカメが自由に行動できるようなスペースを用意するのは大変です。
その点、ミシシッピニオイガメは大きくなっても手のひらに収まる程度の大きさにしかなりません。面積で言えばメモ帳くらい、といったところでしょうか。この大きさなら、一般家庭で飼育して持て余すということはほとんどありません。

完全水生

日光浴をするミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)。ミシシッピニオイガメの場合、このような日光浴は行いません。

ミドリガメクサガメなど、ペットとして一般的な水生のカメの多くは、半水生です。そういったカメの場合、泳ぐスペースを確保しつつ、完全に水から上陸して体を乾かす場所が必要です。種によっては、上陸できるだけでなく歩き回るスペースもないとストレスになってしまうこともあります。また、上陸時にきちんと紫外線を浴びられないと、甲羅や手足の骨に異常をきたしてしまいます。体温を上げ、体を乾かすためのスポットライトも必要です。
ミシシッピニオイガメは完全水生のカメなので、上陸できる陸地を作る必要がありません。カメ自体の大きさとともに、省スペースで飼育できる理由の一つになっています。また、水中では紫外線がほとんど浴びられないため、ミシシッピニオイガメは紫外線を浴びなくても健康に育つようになっています。もちろん、スポットライトも不要です。後述しますが、熱帯魚を飼うのと同じセットで飼育することができるのです。

手に入れやすさ&飼育しやすさ

ミシシッピニオイガメは、10円玉くらいの小さなベビーがコンスタントに販売されていますし、アダルトサイズと呼ばれる成体も売られていることがあります。価格は大きさによって違いますが、ベビーなら数千円程度です。カメの大きさや、数百円のミドリガメと比べると高く感じるかもしれませんが、長く付き合うペットだということを考えれば、決して高くはありません。ちなみに、もっと高いカメはいくらでもいます。
また、完全水生のカメはクセのある種も多く、飼いにくいことが多いのですが、ミシシッピニオイガメはベビーから成体まで丈夫で飼育しやすいカメです。餌も市販の人工飼料を食べてくれますし、病気になりやすい、ということもありません。カメの飼育経験のない初心者の方でも、安心して飼育することができます。

飼育に必要なもの

水槽

ニッソー NS-6M
アクアリウム用の水槽として古くから親しまれているガラス水槽です。大手メーカーの製品なのでフィットする器具も多く出ており、扱いやすい商品です。

最終的には、アクアリウムで一般的な、ガラスやアクリルの60センチ水槽が必要です。ミシシッピニオイガメは泳ぎがうまいので、ベビーであっても、水深が深すぎて溺れることがあまりありません。そのため、最初から60センチ水槽をきっちりとセットして飼育しても大丈夫です。ただし、ショップで浅い水深で飼育されていた場合、急に深い水に入れると溺れてしまうことがあります。10円玉サイズのベビーを飼育する場合、30センチくらいのプラケースで飼育するといいでしょう。

水槽台

ニッソー 組立2段台ST-602
シンプルなスチールラックタイプの水槽台です。上下二段になっているため、60センチ水槽を2つ置くことができます。

水を満々と張った水槽はかなりの重さになります。たとえば、60cm水槽で飼育する場合、水槽の重さは60kg以上になります。
このことを知らずに、扉付きのカラーボックスの上などに水槽を置くと、重さでゆがんでしまい扉が開かなくなることがあります。専用のキャビネットを使うと、水槽の重さで壊れてしまう心配がないのでおススメです。

ヒーター&ファン

ジェックス セーフカバーオートヒーター SH160
水温が26℃になるよう、あらかじめセットされたオートヒーターです。水温調節できないのが難点ですが、その分配線がすっきりします。

ジェックス アクアクールファン レギュラー
水槽の水面に風を当て、気化熱によって水温を下げる器具です。こちらの商品は小型で場所を取らないうえ、60センチ水槽に使用できるパワフル設計なので使い勝手のいい商品と言えます。上部フィルターを使っている場合、ライトを高くしたり外したりして使いましょう。

ミシシッピニオイガメは、基本的には日本と同じ温帯の生き物なので、冬でも加温する必要はありません。でも、気温が下がれば活動しなくなり、飼育していてつまらなくなってしまいます。また、ベビーの場合は冬も加温して成長を促した方が安全です。そのため、ヒーターを用意しましょう。ガラス水槽などで熱帯魚と同様の飼い方をする場合、アクアリウム用のヒーターを使用します。温度を細かく設定する必要はないので、オートヒーターと呼ばれる全自動ヒーターが使いやすいでしょう。プラケースで飼育する場合、アクアリウム用のヒーターでは水深が浅すぎて危険なため、爬虫類用のパネルヒーターを使用します。
逆に、夏場にあまりにも水温が高くなる場合(30℃以上)、水槽用のファンを使って水温を下げてやりましょう。ただし、できればクーラーで室温ごと下げてやった方が確実です。

ライト

ニッソー NLF-101 LEDライナー600
60センチ水槽にぴったりと合うように作られたLEDライトです。少し前までは蛍光灯が主流でしたが、今はLEDが多くなっています。消費電力が蛍光灯より少なく、発熱もないので安全です。

カメの飼育だけを考えたら、ライトはなくても問題ありません。プラケースで飼育するのなら、室内光で十分でしょう。アクアリウムで飼育するのなら、ライトがあった方が格段に見栄えが良くなります。レイアウトに生きた水草を使用する場合は、ライトは欠かせません。
蛍光灯やLEDを使用したアクアリウム用のライトが市販されているので、水槽サイズに合ったものを使いましょう。

水温計

ニッソー 水温計(S)
アルコール式の水温計です。最近はデジタル式の水温計も手に入りやすくなりましたが、安価なアルコール式の水温計でも十分使えます。

ヒーターは消耗品ですし、壊れても見た目ではわかりません。逆に、夏場の高水温も把握する必要があります。アルコール式の簡単なものでいいので、水温計は必ず使いましょう。

フィルター

寿工芸 トリプルボックス600
60センチ水槽用の上部式フィルターです。水中ポンプ式なので、モーター音が静かなのが特徴です。上部式のフィルターは水槽の上に置く都合でどうしてもろ過容量が限定され、水質に敏感な魚では容量不足になることがありますが、カメの飼育では掃除しやすいほうが使いやすいため、上部式フィルターがよく使われます。

アクアリウム用のフィルターは当然ながら魚を飼育することを前提に設計されています。カメは魚と比べるとはるかに排泄物の量が多く水を汚すので、フィルターだけで水をきれいに保つことはできません。あくまでも補助的なものと割り切って考えましょう。上部式のフィルターなら、メンテナンスしやすく使いやすいでしょう。

石や流木

このような流木を入れておくと、カメが隠れ家や足掛かりとして利用します。今はカメを入れていませんが、この水槽でカメを飼うことも可能です。

特にこだわってレイアウトを組むつもりがなくても、大きめの石や流木をひとつ、入れてやりましょう。完全水生のカメとはいえ魚ではないので、ずっと泳いでいるわけではありません。石や流木の影で一休みしたり、水面へ上がるための足掛かりにしたりします。特に、ベビーを深い水深で飼うときは、こういったものを入れてやるといいでしょう。ただし、あまりコテコテと本格的なレイアウトを組むのはおススメしません。ベビーならレイアウトの隙間に入り込んでおぼれるし、成体はレイアウトを崩してしまいます。あくまでシンプルにしましょう。

床材

ジェックス 麦飯石の砂利 5kg (粒サイズ:3-6mm)
大磯砂とは少し違いますが、こちらも水質を変化させることがないため安心して使えます。60センチ水槽なら、5キロほどあれば十分に敷くことができるでしょう。

アクアリウム用の砂利などが数多く販売されています。敷いたほうが見た目が良く、カメが落ち着きますが、汚れが溜まりやすく、掃除が大変です。初めて飼うなら敷かないほうがいいと思いますが、好みで決めても問題ありません。
もし床材を使う場合、大磯沙セラミック砂など、水質に影響を与えないものを選びましょう。たとえばサンゴ砂の場合、水質をアルカリ性に傾けてしまう性質があります。また、水草育成用のソイルと呼ばれる床材は見た目は自然っぽくていいのですが、カメが掘ったりすると粒が砕けてドロドロになります。あっという間に水槽の中身が泥水になってしまうので、使わないようにしましょう。

床材使える?理由
大磯砂水質に影響なし。
セラミック水質に影響なし。色も選べる。
サンゴ砂×水をアルカリにしてしまう。
ソイル×すぐに砕けてドロドロになる。
田砂水質に影響なし。細かいので掃除が大変。
なし掃除しやすいが、あった方がカメが落ち着く。

水替えホース

SUN GROW 水槽・底砂用クリーナー
オーソドックスな水替えホースです。数百円と安価なので、予備をいくつか常備しておくといいでしょう。

手動の灯油ポンプのようですが、吸い込み口に砂利を巻き込まないためのストレーナーがついています。
砂利を敷かない場合、新品の灯油ポンプを代用しても構いません。

金魚網

大きなごみを取る際に必要ですし、カメを移動させる際に触りたくない場合にも必要です。必ず一つは用意しておきましょう。

アクアリウム水槽セットのススメ

ニッソー 106熱帯魚β LED Edition NWS-762
水槽をはじめ、上部フィルター、LEDライト、ヒーター、フタ、水温計など必要なものがすべてセットになった商品です。あくまで魚の飼育を前提にした商品なので、餌など付属品の一部はカメの飼育では使いませんが、特に割高な感じはしません。使わないものは保管しておいたり、知り合いに譲ったりしましょう。

カメも熱帯魚も飼ったことがない人が初めてこれらの器具を買いに行くと、品数の多さに困ってしまうと思います。そんなときは、「水槽セット」が便利です。アクアリウム初心者のために、必要な器具が一通りセットになって販売されています。本格的にアクアリウムを始めるには少々スペック不足な商品が多いのですが、水生のカメを飼うにはむしろ好都合です。水槽セットを購入し、足りないものを個別に買い足してもいいでしょう。

セッティングと飼い方

このような、熱帯魚を飼育するのと同じセットで飼育することができます。これは私の自宅の水槽ですが、このままカメを入れると手入れが大変なので、もう少し水草を減らしたほうがいいかもしれません。

ここでは、アクアリウム用の水槽をセットして飼育する手順を紹介します。

<セッティングの手順>
水槽を置く
床材を敷く
ヒーター、フィルターを設置する
水温計、流木などを設置する
水を注ぐ
各種器具の電源を入れる

水槽を置く

水槽は一度設置してしまうと移動するのが難しいので、最初の置き場所選びは慎重にしましょう。窓際など温度変化の激しい場所や日光が直撃する場所は避け、排水・注水しやすい場所を選びます。

床材を敷く

砂利など床材を敷く場合、この時点で敷きます。この時、水槽に敷く前によく水洗いしましょう。お米を研ぐ要領で、すすぐように洗います。こうすることで、水槽の濁りを防ぐことができます。

ヒーター、フィルターを設置する

取り扱い説明書に従って、ヒーターとフィルターを設置します。なお、ヒーターもフィルターも水を入れるまではコンセントに差してはいけません。水中で使用することを前提に作られており、中間スイッチもついていないので、陸上で通電すると壊れてしまいます。

水温計、流木などを設置する

水を注ぐ前に、水温計や流木を設置しましょう。特に大きな石や流木を使う場合、体積もかなりあるので水深が変わってしまいます。水槽内に入れるものは全て入れてから水を入れましょう。

水を注ぐ

我が家の水槽で使っているのは上部フィルターで、ポンプが動くためにある程度の水深が必要です。パイプなどに最低水位線が書いてあるので、その線を下回らないようにしましょう。

ホースやバケツを使って水を注ぎます。砂利を敷いている場合、小皿などを置いてその上に水を注ぐと、砂利が舞い上がらず水が濁りません。魚ほど敏感ではないので、水道水をそのまま使っても問題ありません。

各種器具の電源を入れる

器具の設置が終わり、水を注いだら、それぞれの器具の電源を入れましょう。そのまま最低でも一晩は放置し、異音がないか、ヒーターがちゃんと作動しているか、様子を見ましょう。

ミシシッピニオイガメを飼ってみよう

ミシシッピニオイガメを買いに行こう

前述の通り、特にアクアリウム用水槽の設置はそれなりに規模の大きな作業です。基本的には、水槽の用意ができてからカメを買うようにしましょう。水槽を用意する前にカメが欲しくなった場合、売約できないか聞いてみましょう。プラケースに浅く水を張って飼育する場合は、プラケースとパネルヒーターがあればすぐに飼育を始められます。10円玉サイズのベビーから10センチ近いアダルトサイズまで売られていますが、見かける機会が多いのはベビーサイズです。元気に泳ぎ回っているものを選び、けがをしていたり、皮膚が白くはがれてヒラヒラしているような個体は避けましょう。

日常のお世話

餌やり
水温チェック
水替え

餌やり

市販のカメの餌だけで健康に育ちます。浮いているものを食べるのは苦手な個体が多いので、できれば沈むタイプの餌を使いましょう。また、大きさも選べるので、飼育しているカメの大きさに合わせて選ぶといいでしょう。当面の間だけでも、ショップで食べていた餌を与えると安心です。
ベビーであれば毎日食べるだけ食べさせますが、生後1年以降の個体には毎日与える必要はありません。数日に一度、食べきる量を与えれば十分です。

水温チェック

毎日、水温計を確認するクセをつけましょう。ヒーターが故障した場合、水温計を見なければ気付けない場合がほとんどです。また、夏に水温が上がりすぎていないかチェックするためにも、水温計を見ることは大切です。

水替え

慣れないうちはちょっと大変に感じるかもしれませんが、習慣づけてしまえば簡単です。また、水替えは毎日行う必要はなく、たとえば60センチ水槽でアダルトサイズのミシシッピニオイガメを1匹飼育している場合、全水量の半分程度の量を週に一回替えれば大丈夫です。ほかに生き物を入れていないなら、全交換しても大丈夫です。

<水替えの手順>
カメを移動させる
床材の汚れを吸い出しながら水を抜く
抜いた分の水を入れる
水温が元に戻ったらカメを戻す

カメを移動させる

私が飼っていた個体です。手で持つと口を開けて威嚇します。咬まれるとかなり痛いので、持つときは甲羅の後ろから持ちましょう。

半分程度の水替えならカメを移動させなくても構いませんが、全水量を交換する場合はカメを移動させます。プラケースやバケツなど、入れ物は何でも構いませんが、逃げられないようにだけ注意します。

床材の汚れを吸い出しながら水を抜く
床材を敷いている場合、水替え専用ホースのノズルを床材の中に突っ込んで汚れを吸い出します。
何も敷いていない場合、底面に汚れが溜まっているのが見えるはずなので、重点的に吸い出しましょう。
我が家では、水替えホースに普通の園芸用ホースを継ぎ足し、ベランダにそのまま流しています。抵抗のない人なら、お風呂場でも大丈夫です。サルモネラ菌感染の恐れがあるので、台所周辺はやめておいた方が無難です。ベランダやお風呂場に直接排水できない場合、バケツに溜めて運ぶしかありません。

抜いた分の水を入れる
元の水位に戻るまで、新しい水を入れます。水道水をそのまま入れて大丈夫です。我が家では、ベランダに蛇口がついていたので、その蛇口に園芸用のノズル付きホースを取り付け、水槽の注水に使っています。これができない場合、バケツで運びましょう。

水温が元に戻ったらカメを戻す
特に真冬の季節は水が冷たいので注意が必要です。半分程度の水替えなら水温はそこまで変わらないので、すぐにカメを戻しても構いません。全水量を交換した場合、水温が上がるまで待ちましょう。

そのほか、月に一度はフィルター内のウールマット(スポンジ)を洗い、劣化が激しいなら交換しましょう。

混泳&レイアウトを楽しむ

レイアウト

砂利を敷き、流木と水草2種(アヌビアス・バルテリーとミクロソリウム・プテロプス)で簡単にレイアウトしました。アヌビアスとミクロソリウムは、糸で流木に巻き付けることで、流木に根を張り活着するので、床材を敷いていない水槽でも使うことができます。

飼育に慣れるまでは、水槽内はシンプルにしておいた方が観察しやすいのですが、慣れてきたらレイアウトを楽しんでみましょう。レイアウトといっても、本格的なアクアリウムのように水草をたくさん植えこんだ繊細なレイアウトはできません。大きな流木や石と、丈夫な水草を使って簡単にレイアウトを組むだけでも、雰囲気がぐっと変わります。

混泳

ミシシッピニオイガメはニオイガメとしてはおとなしく、協調性の高い種です。そのため、複数で飼育してもケンカせずに暮らすことができます。また、自分の頭より大きな生き物はあまり襲わないので、中~大型の熱帯魚と一緒に飼うこともできます。ただし、性格には個体差があり、どの個体でも必ず同じというわけではないので、うまくいかないかもしれないというリスクは覚悟しておきましょう。私が今まで一緒に飼育したことのある熱帯魚をご紹介します。しつこいようですが、あくまで一例であり、うまくいくことをお約束するものではありません。

カージナルテトラ


赤と青のネオンカラーが美しい、小型の熱帯魚です。動きが素早いので大丈夫だろうと思っていたのですが、水槽では追い詰められてしまうのか、少しずつ数が減り、いなくなってしまいました。

タイガープレコ


15センチほどになる、ちょっと変わったナマズの一種です。コケを食べる習性があるため、水槽のコケ落としに重宝します。鱗が非常に固いので、カメがかじっても傷つきません。ときどきヒレが欠けていましたが、それが原因で死んでしまうことはありませんでした。

オスカー


30センチ以上になる、大型のシクリッドです。オスカーもミシシッピニオイガメも、お互いに興味がない感じで、結果的にうまく飼えていました。

ポリプテルス


ギザギザの背ビレがかっこいい、古代魚の一種です。ポリプがミシシッピニオイガメに蹴飛ばされたり、ミシシッピニオイガメがポリプの尾で弾き飛ばされたりということはありますが、特にケンカする様子もありませんでした。

小型の完全水生種で、なおかつ丈夫で飼育しやすいことが、飼育の楽しみに大きな広がりを持たせてくれているカメです。初めてカメを飼う、という方にもおススメのカメなので、ぜひ飼育を検討してみてくださいね。

是非この記事を評価してください!

(0)

変なペットマイスター(熱帯魚歴25年、爬虫類歴20年、その他昆虫等も飼育)

gekco

犬猫アレルギーだけど生き物が好き、という悲しい性からか、フワフワでもモフモフでもない生き物に惹かれ続ける35歳。
初めて飼った生き物はカブトムシ、その後にお年玉を全額投入して熱帯魚にハマり、中学生で爬虫・両生類と、順調に進化してきた
ものの、そのまま現在に至る。結婚して一児の父となったものの、相変わらず生き物に小遣いを投入し続け、自宅に「飼育部屋」が
できるほど。カメやヘビ、トカゲ、果てはキジバトなど多数飼育中。
子供向けの自由研究講座の講師なども引き受け、分かりやすさとアイデアの豊富さで好評を博している。

同じライターの記事

ペットの人気記事

今人気の記事